一人息子を亡くしたやもめの絶望的状況からの回復
1.やもめの一人息子が死んでしまった
イエスはカファルナウムから、ナインという町に行かれました。
イエスが町の門に近づかれると、ちょうど、ある母親の一人息子が死んで、
棺が担ぎ出されるところでした。
イエスが町の門に近づかれると、ちょうど、ある母親の一人息子が死んで、
棺が担ぎ出されるところだった。
その母親はやもめであって、町の人が大勢そばに付き添っていた。
ルカによる福音書 7章12節
その母親はやもめでした。ご主人がいませんでした。
その母親にとって唯一の望みだった、たった一人の息子が死んでしまったのです。
どれほど悲しく、絶望的な状況だったことでしょうか。母親は悲しみの涙の中にいました。
2.イエスは「もう泣かなくともよい」と言われた
しかしちょうどそこへ、イエス・キリストがやって来るのです。
そして、この母親に語りかけられます。
主はこの母親を見て、憐れに思い、「もう泣かなくともよい」と言われた。
ルカによる福音書 7章13節
「もう泣かなくともよい」と言われたのです。
イエスに出会ったら、もう泣く必要はなくなるのです。
どうなったでしょうか?
3.イエスは息子を生き返らせ母親にお返しになった
そして、近づいて棺に手を触れられると、担いでいる人たちは立ち止まった。
イエスは、「若者よ、あなたに言う。起きなさい」と言われた。
ルカによる福音書 7章14節
イエスは近づいて、棺に手を触れられると、
「若者よ、あなたに言う。起きなさい」と言われたのです。
死んでしまった若者の遺体に向かって、「起きなさい」と言われたのです。
すると、死人は起き上がってものを言い始めた。
イエスは息子をその母親にお返しになった。
ルカによる福音書 7章15節
死んでいたはずの若者は、息を吹き返しました。生き返ったのです。
むすび.イエスは絶望的状況から回復させて下さる
一人息子を亡くしたやもめは、悲しみの中で途方に暮れていました。
ご主人もいない、望みにしていた一人息子にも先立たれた
もはやこの先、生きていく望みもなければ楽しみもあり得ない、
そんな絶望的状況に、イエスが訪れて下さったのです。
イエス・キリストは、絶望的状況からこの母親を見事に回復させて下さいました。
普通あり得ない死人の生き返りという方法で、回復を与えられたのです。
イエス・キリストは、私たちを絶望的状況から回復してくださるお方なのです。
【今日の聖書】
主はこの母親を見て、憐れに思い、「もう泣かなくともよい」と言われた。
そして、近づいて棺に手を触れられると、担いでいる人たちは立ち止まった。
イエスは、「若者よ、あなたに言う。起きなさい」と言われた。
すると、死人は起き上がってものを言い始めた。
イエスは息子をその母親にお返しになった。
ルカによる福音書 7章13〜15節