イエスの復活を語ると人々は嘲笑した
1.パウロはアテネで福音を伝えようとした
パウロはアテネにおいて、アレオパゴスの真ん中に立って人々に福音を語っています。
パウロは、アレオパゴスの真ん中に立って言った。
「アテネの皆さん、あらゆる点においてあなたがたが信仰のあつい方であることを、
わたしは認めます。
使徒言行録 17章22節
2.パウロはまず神がどのような方かについて語った
パウロは、本当の神がどのような方であるのかということから始めて
キリストの復活へと、話を進めていきました。
それは、先にお選びになった一人の方によって、この世を正しく裁く日をお決めになったからです。
神はこの方を死者の中から復活させて、すべての人にそのことの確証をお与えになったのです。」
使徒言行録 17章31節
3.パウロが復活を語ると人々は嘲笑した
ところが、パウロがキリストが死者の中から復活したことを語りだした途端
人々はパウロを嘲笑したり、パウロの話を聞くのをやめてしまったりしてしまったのです。
死者の復活ということを聞くと、ある者はあざ笑い、
ある者は、「それについては、いずれまた聞かせてもらうことにしよう」と言った。
使徒言行録 17章32節
アテネの人々は、「死者の復活などあり得ないばかばかしいことだ」と考えていたようです。
せっかくの自分たちの救いに関わる大切なイエスの復活の福音を、聞く耳を持たなかったのです。
「復活などない」という先入観が、福音宣教の大きな妨げになってしまったのです。
むすび.アテネの異邦人にとって復活の話は受け入れがたかった
イエス・キリストの復活のメッセージは、アテネの人々にとっては嘲笑の種にしかなりませんでした。
高価なダイヤモンドを提示したのに、ガラス玉としか認識されなかったようなものです。
アテネでパウロの話を聞いて信じた人は、ほんの数人しかいませんでした。
しかし、彼について行って信仰に入った者も、何人かいた。
その中にはアレオパゴスの議員ディオニシオ、
またダマリスという婦人やその他の人々もいた。
使徒言行録 17章34節
アレオパゴスの議員ディオニシオ、ダマリスという婦人は信じていますが
その他大勢はパウロを馬鹿にして、それ以上話を聞こうとしなかったのです。
大勢の人々を救いに導いてきた同じパウロでしたが、宣教結果はかくも違ったのです。
【今日の聖書】
死者の復活ということを聞くと、ある者はあざ笑い、
ある者は、「それについては、いずれまた聞かせてもらうことにしよう」と言った。
使徒言行録 17章32節