バシャもまたヤロブアムの罪を繰り返した
金の子牛の像を造り、金の子牛の像を民に拝ませたヤロブアム家を
神はバシャを通して、滅ぼされました。
しかしそのバシャもまた、ヤロブアムと同じ罪を繰り返すのです。
バシャは、偶像崇拝に陥っていたヤロブアム家を滅ぼしたわけですが
偶像崇拝を忌み嫌って、ヤロブアム家を滅ぼしたわけではなかったのです。
彼もまた同じように、ヤロブアムの道を歩んでいるのです。
神に用いられたバシャではありますが、その心は神とは遠く離れていたことがわかります。
ヤロブアム家を滅ぼしたバシャの心もまた、ヤロブアムと同じだったのです。
金の子牛を拝むという偶像崇拝に陥り、そこから離れようとしなかったのです。
ヤロブアムから始まった北王国の王の悪は、3代目の王バシャにも継承されてしまったのです。
神の計画をその通りに実行していたとしても、必ずしもその心が
神と一つになっているとは限りません。バシャの場合は、全く逆でした。
その人の心を見極めるには、その行動だけを見ていてはわかりません。
たとえその人が、全く神の御心通りの行動をしているのを見たとしても
その心の中が、バシャのように神と全く離れている場合もあるからです。
【今日の聖書】
彼は主の目に悪とされることを行って、ヤロブアムの道を歩み、
イスラエルに罪を犯させたヤロブアムの罪を繰り返した。
列王紀上 15章34節