今日のできごと


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2024/12/23(月)

 

妊婦に部屋を提供しないという闇

 福祉の面において、弱者を守るということは非常に重要な事です。
 キリスト降誕の直前、妊婦だったマリアに部屋を提供してくれる宿は
 どこにも、ありませんでした。

 ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、
 初めての子を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。
 宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。
 ルカによる福音書 2章6〜7節

 今にも出産しそうな、大変な状況の女性が目の前にいて
 泊まる所がなくて困り果てていても、追い返してしまう冷酷さ
 部屋が一杯という理由で、先に泊まっている人々を優先してしまう無情さ

 どんなに困っていても、他人よりも自分が泊まる方が大事だという、
 自己中心的考え方、そこに、当時の社会の闇を見ることができます。
 弱者を切り捨ててしまう、弱者切り捨て社会という闇です。

 弱者を思いやるという、本来的な生き方をしていなかったのです。
 愛の極めて希薄な、愛の光の乏しい闇の世界に
 まさにキリストは、真の光として誕生してくださったのです。

 【今日の聖書】
 イエスは再び言われた。
 「わたしは世の光である。
  わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。」
 ヨハネによる福音書 8章12節


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