今日のできごと


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2024/10/9(水)

 

なぜ仕事の苦しみがあるのか

 最初の人間が、神に罪を犯してしまった時
 神は女に、産みの苦しみを大きくするという罰を与えられましたが
 男には、「額に汗して苦しんで食物を得ねばならない」という罰を与えられました。

 神はアダムに向かって言われた。
 「お前は女の声に従い
  取って食べるなと命じた木から食べた。
  お前のゆえに、土は呪われるものとなった。
  お前は、生涯食べ物を得ようと苦しむ。

  お前に対して
  土は茨とあざみを生えいでさせる
  野の草を食べようとするお前に。

  お前は顔に汗を流してパンを得る
  土に返るときまで。
  お前がそこから取られた土に。
  塵にすぎないお前は塵に返る。」
 創世記 3章17〜19節

 最初の人間が、神に罪を犯してしまった時
 神は男に、「額に汗して苦しんで食物を得ねばならない」
 という罰を与えられました。すなわち「労働の苦しみ」「仕事の苦しみ」です。

 アダムとエバ以来、人間は罪をもって生まれてくるようになりました。
 そして男は、額に汗して苦しんで食物を得ねばならなくなってしまったのです。
 日々の食べ物を得るために、苦しんで働かなければならなくなったのです。

 この食べ物を得るために働く苦しみは、イエス・キリストを信じて
 罪が赦されても同じで、なくなりません。
 イエス・キリストを信じても、肉体の死があるのと同じです。

 信じて赦されるというのは、自分の中から罪が消え去るというのではなく
 罪が存在するのに、それをキリストの血によって覆われるということなのです。
 あたかも罪がないかのようにしてくださる、ということなのです。

 クリスチャンになっても、罪そのものは残存しています。
 だからクリスチャンになっても、罪を犯してしまうことがあるのです。
 だからクリスチャンになっても、肉体の死を迎えることになるのです。

 だからクリスチャンになっても、女性には産みの苦しみがやってくるのです。
 だからクリスチャンになっても、男性には労働の苦しみがあるのです。
 たとえ農作業のような苦しみがない仕事だとしても、別の苦しみが必ずやってくるのです。

 【今日の聖書】
 お前は顔に汗を流してパンを得る
 土に返るときまで。
 お前がそこから取られた土に。
 塵にすぎないお前は塵に返る。」
 創世記 3章19節


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