なぜ産みの苦しみがあるのか
出産時の陣痛は、昔から世界共通です。
尋常でない痛みを伴って、胎内から子どもが生まれてくるのです。
出産に関する痛みや苦しみは、妊娠時のつわりからすでに始まっています。
もっと言えば、妊娠のために月経という定期的な苦しみもあるのです。
なぜ出産に関する苦しみが、こんなに大きいのでしょうか?
その理由が、聖書に記されています。
神は女に向かって言われた。
「お前のはらみの苦しみを大きなものにする。
お前は、苦しんで子を産む。
お前は男を求め
彼はお前を支配する。」
創世記 3章16節
最初の人間が、神に罪を犯してしまった時
神は女に、「産みの苦しみを大きくする」という罰を与えられたのです。
アダムとエバが罪を犯したこの時から、始まったのです。
だから全世界共通、全時代共通なのです。
アダムとエバ以来、人間は罪をもって生まれてくるようになりました。
そして女性は、産みの苦しみを負わなければならなくなってしまったのです。
この産みの苦しみは、イエス・キリストを信じて罪が赦されてもなくなりません。
イエス・キリストを信じても、肉体の死があるのと同じです。
信じて赦されるというのは、自分の中から罪が消え去るというのではなく
罪が存在するのに、それをキリストの血によって覆われるということなのです。
あたかも罪がないかのようにしてくださる、ということなのです。
クリスチャンになっても、罪そのものは残存しています。
だからクリスチャンになっても、罪を犯してしまうことがあるのです。
だからクリスチャンになっても、肉体の死を迎えることになるのです。
だからクリスチャンになっても、産みの苦しみがやってくるのです。
【今日の聖書】
神は女に向かって言われた。
「お前のはらみの苦しみを大きなものにする。
お前は、苦しんで子を産む。
お前は男を求め
彼はお前を支配する。」
創世記 3章16節