今日のできごと


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2024/10/31(木)

 

人に何といわれようとも

 イエスがザアカイの家に入った時、それを見た人々はつぶやきました。

 これを見た人たちは皆つぶやいた。
 「あの人は罪深い男のところに行って宿をとった。」
 ルカによる福音書 19章7節

 イエスも罪人の仲間だと、非難されてしまったのです。
 ザアカイを愛して、彼の家に入ったにもかかわらず
 心無い言葉を、人々からかけられてしまっているのです。

 このように真実に人を愛する時、自分が非難されてしまうことがあります。
 特に、人から良く思われていない人を愛そうとすると
 自分も、悪者にされてしまうことがよくあります。

 イエスは、だからといって「じゃあやめておこう」とはなさいませんでした。
 自分が悪者にされてしまうと、自分の評価が下がり信頼を失うだけでなく
 悪い評判が立ってしまうから、「ザアカイとはかかわらないでおこう」ではなかったのです。

 「人からの非難など、まったく気にしていなかった!」というのが、
 イエスの姿勢だったのです。「言いたい人には言わせておく」という姿勢です。
 「自分が何と評価されようと、何とも思わない」という姿勢なのです。

 人を愛するというのは、そういうことです。
 自分に死んで、相手を生かすのです。
 それこそが、真実な愛なのです。

 その愛を、イエスはザアカイに表されたのです。

 【今日の聖書】
 友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。
 ヨハネによる福音書 15章13節


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