もしパウロが幻を見ていなかったら
パウロは、第二回伝道旅行においてトロアスで幻を見ます。
マケドニア人が「マケドニア州に渡って来て、私たちを助けてください」
と、パウロに願う幻です。
その夜、パウロは幻を見た。
その中で一人のマケドニア人が立って、
「マケドニア州に渡って来て、わたしたちを助けてください」
と言ってパウロに願った。
使徒言行録 16章9節
この幻を見たパウロは、マケドニア人に福音を告げ知らせるために、
神がパウロたちを召されているのだと、確信するに至ります。
そしてパウロたちはすぐに、マケドニアに向けて出発するのです。
もしパウロがこの幻を見ていなかったら、マケドニアに渡ることもなく
フィリピにも、テサロニケにも、コリントにも、福音は伝わらず
それらの地に、教会はできていなかったことでしょう。
この幻を見たからこそ、パウロたちはマケドニアに渡り
その地でイエス・キリストを伝え、多くの人々を救いに導き
数々の教会を、建てあげていくことができたのです。
【今日の聖書】
パウロがこの幻を見たとき、わたしたちはすぐに
マケドニアへ向けて出発することにした。
マケドニア人に福音を告げ知らせるために、
神がわたしたちを召されているのだと、確信するに至ったからである。
使徒言行録 16章10節