今日のできごと


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2024/1/30(火)

 

人を恐れると罠に陥る

 サウル王は、神に命じられたことを行ないませんでした。
 アマレク人を、滅ぼし尽さなかったのです。
 なぜ彼は、そうしてしまったのでしょうか?

 サウルはサムエルに言った、
 「わたしは主の命令とあなたの言葉にそむいて罪を犯しました。
 民を恐れて、その声に聞き従ったからです。
 サムエル記上 15章24節

 サウル王は、民を恐れてしまったのです。
 民から反感を買うこと、民に嫌われること、民が離れ去る事
 サウルは、これらのことを非常に恐れていたのです。

 そしてわかっていながら、神の命じられたことに背いてしまったのです。
 人にどう思われるかでなく、神がどう命じられているかに心をとめるべきでした。
 サウル王は、「人にどう思われるか」を気にしながら行動していたことがわかります。

 その背後には、彼の「自分は弱く小さくダメな存在だ」という
 拭いきれていない「劣等意識」が、横たわっていたように伺えます。
 神よりも人に目を向けてしまうと、自分自信に対する見方がずれてきます。

 神に目を向けていると、神の限りない愛で愛されている自分を認識できます。
 「私は神に愛され、神に仕事を与えられ、神に導かれている存在だ」という
 確固とした自己イメージを、持つことができるのです。

 そこには、人の目や人の反応を恐れることがないのです。
 そして神の言葉を、人の言葉よりも優先して行なうようになるのです。
 まず目を向けるところ、それは人ではありません。神なのです。

 【今日の聖書】
 人を恐れると、わなに陥る、主に信頼する者は安らかである。
 箴言 29章25節(口語訳)


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