指導者の影響3 ソロモン王
1.ソロモンは罪を犯した
ソロモンは晩年になって、イスラエルの神主から離れました。
主は二度も彼に現れ、他の神々に従ってはならないと戒められたのですが、
ソロモンは主の戒めを守らなかったのです。
ソロモンの心は迷い、イスラエルの神、主から離れたので、
主は彼に対してお怒りになった。
主は二度も彼に現れ、他の神々に従ってはならないと戒められたが、
ソロモンは主の戒めを守らなかった。
列王紀上 11章9〜10節
2.ソロモンの罪の結果、国は分裂すると神に言われた
その結果、国は北と南に分裂すると神に言われてしまうのです。
そこで、主は仰せになった。
「あなたがこのようにふるまい、わたしがあなたに授けた
契約と掟を守らなかったゆえに、
わたしはあなたから王国を裂いて取り上げ、あなたの家臣に渡す。
あなたが生きている間は父ダビデのゆえにそうしないでおくが、
あなたの息子の時代にはその手から王国を裂いて取り上げる。
列王紀上 11章11〜12節
3.ソロモンの死後、国は分裂した
ソロモンの死後、王国は分裂します。
ヤロブアムが北王国の王となり、レハブアムが南王国の王となったのです。
イスラエルのすべての人々はヤロブアムが帰ったことを聞き、
人を遣わして彼を共同体に招き、王としてイスラエルのすべての人々の上に立てた。
ユダ族のほかには、ダビデの家に従う者はなかった。
列王紀上 12章20節
むすび.ソロモンの罪の結果国は分裂することになった
ソロモン王ひとりの罪が、国全体に影響を及ぼし
結局国を、北と南に分裂させてしまうことになってしまったのです。
悪かったのはソロモン一人だけだったにもかかわらず、その影響は国全体に及んだのです。
指導者の責任の重大さがわかります。
指導者の罪が、いかに民全体に及んでしまうかということが
よくわかります。
指導者は極力、罪から離れていなければならないのです。
【今日の聖書】
そこで、主は仰せになった。
「あなたがこのようにふるまい、わたしがあなたに授けた
契約と掟を守らなかったゆえに、
わたしはあなたから王国を裂いて取り上げ、あなたの家臣に渡す。
あなたが生きている間は父ダビデのゆえにそうしないでおくが、
あなたの息子の時代にはその手から王国を裂いて取り上げる。
列王紀上 11章11〜12節