今日のできごと


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2024/1/18(木)

 

指導者の影響2 ダビデ王

1.悪かったのはダビデ王だった

 ダビデ王は、民の人数を数えるという罪を犯しました。

 民を数えたことはダビデの心に呵責となった。
 ダビデは主に言った。
 「わたしは重い罪を犯しました。
  主よ、どうか僕の悪をお見逃しください。
  大変愚かなことをしました。」
 サムエル記下 24章10節

2.ダビデは神の示された3つの裁きのうち疫病を選んだ

 その結果預言者ガドを通して、神の裁きを3つの中から選ぶように迫られます。

 「行ってダビデに告げよ。主はこう言われる。
  『わたしはあなたに三つの事を示す。その一つを選ぶがよい。
   わたしはそれを実行する』と。」
 サムエル記下 24章12節

 その3つは、以下の通りです。

 ガドはダビデのもとに来て告げた。
 「七年間の飢饉があなたの国を襲うことか、
  あなたが三か月間敵に追われて逃げることか、
  三日間あなたの国に疫病が起こることか。
  よく考えて、わたしを遣わされた方にどうお答えすべきか、決めてください。」
 サムエル記下 24章13節

 ダビデは疫病を選びます。

 ダビデはガドに言った。
 「大変な苦しみだ。主の御手にかかって倒れよう。
  主の慈悲は大きい。人間の手にはかかりたくない。」
 サムエル記下 24章14節

3.ダビデが悪かったにもかかわらず7万人の民が死んでしまった

 そして疫病が起こり、何と7万人もの人々が死んでしまうのです。

 主は、その朝から定められた日数の間、イスラエルに疫病をもたらされた。
 ダンからベエル・シェバまでの民のうち七万人が死んだ。
 サムエル記下 24章15節

 ダビデは、「悪かったのは私です。民は何もしてません」と語ります。

 ダビデは、御使いが民を打つのを見て、主に言った。
 「御覧ください、罪を犯したのはわたしです。
  わたしが悪かったのです。
  この羊の群れが何をしたのでしょうか。
  どうか御手がわたしとわたしの父の家に下りますように。」
 サムエル記下 24章17節

 けれども民のうち、7万人が犠牲になっているのです。
 指導者ダビデの罪は、ダビデ以外の7万人の命を奪ってしまったのです。
 そしてダビデ自身は、生き残るのです。

むすび.指導者の責任の大きさを教えられる

 ダビデひとりが罪を犯したにもかかわらず、罪を犯したわけでもない
 7万人の民が、疫病で死んでしまいました。
 指導者が罪を犯すということが、どういうことであるのかということがよくわかります。

 指導者が罪を犯すと、その影響はその民全体に及んでしまうのです。
 民の命を、奪うことになってしまうのです。
 指導的立場にあるということは、それだけ重大な事なのです。

 指導的立場に立った時は、心しなければならないのです。

 【今日の聖書】
 「御覧ください、罪を犯したのはわたしです。
  わたしが悪かったのです。
  この羊の群れが何をしたのでしょうか。
  どうか御手がわたしとわたしの父の家に下りますように。」
 サムエル記下 24章17節


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