蚤一匹
ダビデは、サウル王に対して自分のことを「蚤一匹」と表現しています。
虫の中でも最も小さい「蚤」に、自分自身をたとえているのです。
そこに、ダビデのへりくだりを見ることができます。
ダビデは誰も倒せなかったゴリアトを倒し、数々の戦果を挙げてきていました。
サウルの元を逃げるまでは、千人隊長として大きく用いられてきた人だったのです。
しかし彼は、自分自身を「蚤」の一匹にたとえています。
勇敢に戦い、大きな戦果を挙げていたにもかかわらず
自分自身を蚤の一匹にたとえている、ダビデのへりくだりの姿勢に
学ぶところは大きいです。
【今日の聖書】
どうか、わたしの血が主の御前を遠く離れた地で流されませんように。
まことにイスラエルの王は、山でしゃこを追うかのように、
蚤一匹をねらって出陣されたのです。」
サムエル記上 26章20節