今日のできごと


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2022/8/31(水)

 

遠回りが最善だった

 無事エジプトを脱出したイスラエルの民を、神は遠回りさせています。
 神は彼らを、近道であったペリシテ街道には導かれませんでした。
 そこにはペリシテ人が住んでおり、どうしても戦いが避けられなかったからです。

 戦いを仕掛けられた時に、イスラエルの民が戦って勝てれば問題はなかったのですが
 「ペリシテ人たちと戦わねばならない」ということがわかった途端に
 民が後悔し、エジプトに帰ろうとするかもしれなかったのです。

 神はイスラエルの民の心を、よくご存知でした。
 どういう状況になったら、どんな反応を示すかということをよく知っておられたのです。
 それで、あえて民を近道ではなく遠回りさせたのです。

 遠回りこそイスラエルの民にとって、最善だったのです。
 モーセに率いられたイスラエルの民は、ペリシテ人に会わない迂回路を通って
 進んだのです。遠回りであっても神のなさることは、いつでも最善なのです。

 私たちも「何で速やかに進まないのだろう」「なんでこんなに時間がかかるのだろう」
 と思い悩みそうになることが、あるいはあるかもしれません。
 しかし、神はあえて遠回りさせられることもあります。

 最後まで、神に信頼し続けることが大切です。

 【今日の聖書】
 さて、ファラオが民を去らせたとき、
 神は彼らをペリシテ街道には導かれなかった。
 それは近道であったが、民が戦わねばならぬことを知って後悔し、
 エジプトに帰ろうとするかもしれない、と思われたからである。
 出エジプト記 13章17節


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