目に見えるものに頼らず神に頼る
イザヤの時代、イスラエルの人々は神に頼ろうとせず
エジプトに頼ってしまいました。
エジプトには戦車が多くあり、エジプトの騎兵は強力でした。
「エジプトに逃げ込めば大丈夫だ」と、そう思ってしまったわけです。
「神ではなく、エジプトこそが自分たちを守ってくれるんだ」と考えた点が
決定的に間違っていたのです。
エジプト人は人であって、神ではない。
その馬は肉なるものにすぎず、霊ではない。
主が御手を伸ばされると
助けを与える者はつまずき
助けを受けている者は倒れ、皆共に滅びる。
イザヤ書 31章3節
神は完全な助けを与えられますが、人は極めて弱い存在です。
神とは比べ物にならないのです。
多くの馬や戦車、騎兵を持っていたエジプト人もただの人間だったのです。
ただ神こそが、真の助けを与え守られるお方なのです。
まことに、主はわたしにこう言われた。
獅子や若獅子が獲物を捕らえて、うなるとき
多くの羊飼いがそれに対して
呼び集められても
獅子はその声を恐れず
喚声にたじろぐことはない。
万軍の主は、そのように
シオンの山とその丘の上に降って戦われる。
翼を広げた鳥のように
万軍の主はエルサレムの上にあって守られる。
これを守り、助け、かばって救われる。
イザヤ書 31章4〜5節
私たちにとって大切なことは、
目に見えるものに頼らず、神に頼ることなのです。
神に頼るなら、間違いなく助けられます。
【今日の聖書】
助けを得るためにエジプトに下り、馬にたよる者はわざわいだ。
彼らは戦車が多いので、これに信頼し、騎兵がはなはだ強いので、
これに信頼する。
しかしイスラエルの聖者を仰がず、また主にはかることをしない。
イザヤ書 31章1節