今日のできごと


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2022/5/5(木)

 
シャリンバイ(車輪梅)

だれかが弱っているなら

 パウロは「だれかが弱っているなら
 わたしは弱らないでいられるでしょうか。」と語っています。
 誰かが弱っている時、パウロも同じように弱っていたのです。

 誰かが弱っている時、見て見ぬふりをすることもできます。
 誰かが弱っている時、「彼は可哀そうになあ」と思うこともできます。
 しかしパウロは、誰かが弱っている時自分も同じように弱っていたというのです。

 弱っている人と共に、自分自身も弱っていたのです。
 弱っている人に対して、「大丈夫だ、がんばれ乗り切れ」と叱咤激励するのでもなく、
 上から目線で、「私があなたを慰めてあげよう」というのでもありませんでした。

 「あなたはこうしたら、弱さから抜け出せますよ」とアドバイスするのでもなければ
 「そんなことで、弱っている場合ではない!」などと、叱りつけたりもしていません。
 一緒に弱っていたのです。

 その人と同じ立場に立って、その人と同じ気持ちになって
 寄り添っていたのです。本当に弱っている時は、アドバイスや励ましなどではなく
 一緒に弱ってくれることが、大きな助けになります。

 【今日の聖書】
 だれかが弱っているなら、
 わたしは弱らないでいられるでしょうか。
 だれかがつまずくなら、
 わたしが心を燃やさないでいられるでしょうか。
 コリントの信徒への手紙二 11章29節


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