今日のできごと


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2022/4/22(金)


スパラキシス

ホセアの時代のイスラエル

1.ホセアの時代、北イスラエル王国は神から離れ去っていた

 預言者ホセアの時代、すなわち南北分裂時代の
 南ユダ王国の王、ウジヤ、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤの時代、
 北イスラエル王国の王、ヨアシュの子ヤロブアムの時代に

 北イスラエル王国は、神から離れ切っていました。
 神を知ろうとすること、誠実さ、慈しみがなくなっていたのです。

 主の言葉を聞け、イスラエルの人々よ。
 主はこの国の住民を告発される。
 この国には、誠実さも慈しみも
 神を知ることもないからだ。
 ホセア書 4章1節

2.イスラエルには、呪い、欺き、人殺し、盗み、姦淫がはびこっていた

 神から離れると、どうなるでしょうか?
 神の喜ばれない罪が、はびこります。
 その結果、ひどい状況に陥ってしまうのです。

 呪い、欺き、人殺し、盗み、姦淫がはびこり
 流血に流血が続いている。
 ホセア書 4章2節

 呪い、欺き、人殺し、盗み、姦淫がはびこり
 流血に流血が続いていたのです。
 姦淫と盗みと殺し合いの世界です。そこには、恐怖と不安しかないのです。

 家庭や社会はおろか、国自体がすでに崩壊している状態です。
 呪い、欺き、人殺し、盗み、姦淫がはびこる国で
 どうして正常な社会生活を送ることができるでしょうか?

3.神はイスラエルに向かってホセアを通して語られた

 そのような、北イスラエル王国に向かって、
 神は、預言者ホセアを通して警告されたのです。
 「わたしはイスラエルを退ける」「その子らを忘れる」と。

 わが民は知ることを拒んだので沈黙させられる。
 お前が知識を退けたので
 わたしもお前を退けて
 もはや、わたしの祭司とはしない。
 お前が神の律法を忘れたので
 わたしもお前の子らを忘れる。
 ホセア書 4章6節

 「彼らの栄光を恥に変える」とも語られました。

 彼らは勢いを増すにつれて
 ますます、わたしに対して罪を犯した。
 わたしは彼らの栄光を恥に変える。
 ホセア書 4章7節

むすび.神から離れると間違いなく悪くなる

 神から離れると、何が起こるでしょうか?
 罪の歯止めが、効かなくなるのです。
 呪い、欺き、人殺し、盗み、姦淫、流血が、生じていくのです。

 ホセアはそんなイスラエルの中で、神からのメッセージを語り
 預言をしていたのです。反発されるのは、目に見えていました。
 しかし神は、ホセアに神の言葉を語るように命じていたのです。

 【今日の聖書】
 昼、お前はつまずき
 夜、預言者もお前と共につまずく。
 こうして、わたしはお前の母を沈黙させる。
 わが民は知ることを拒んだので沈黙させられる。
 お前が知識を退けたので
 わたしもお前を退けて
 もはや、わたしの祭司とはしない。
 お前が神の律法を忘れたので
 わたしもお前の子らを忘れる。
 ホセア書 4章5〜6節


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