大変苦労して働きながら福音を伝えた
1.テサロニケでパウロは働きながら福音を伝えていた
パウロがテサロニケにいた時、テサロニケの教会に負担をかけまいとして
夜昼大変苦労して、生活の糧を得るために働き続けながら、
教会のための働きをしていた、といいます。
また、だれからもパンをただでもらって食べたりはしませんでした。
むしろ、だれにも負担をかけまいと、夜昼大変苦労して、
働き続けたのです。
テサロニケの信徒への手紙二 3章8節
通常であれば、教会からの献金で生活するところですが
パウロはテサロニケでは、自ら働いていたということです。
これはテサロニケだけではなく、コリントにおいてもそうでした。
2.コリントでもパウロは働きながら福音を伝えていた
パウロがコリントに来た時に、ちょうどアキラに出会い
彼の家に住み込んで、一緒に仕事をしながら
福音を伝えていたのです。
職業が同じであったので、
彼らの家に住み込んで、
一緒に仕事をした。
その職業はテント造りであった。
使徒言行録 18章3節
その職業は、テント造りだったといいます。
平日はテントづくりをしながら、安息日には会堂で福音を伝えていたのです。
パウロは安息日ごとに会堂で論じ、
ユダヤ人やギリシア人の説得に努めていた。
使徒言行録 18章4節
仕事をしながらでは、集中できず大変だったのではないかと思いますが
パウロは、仕事と福音伝道を両立させていたのです。
3.基本的には福音宣教の働きに専念していた
パウロは、テサロニケやコリントでは、
働きながら、宣教の働きをしていましたが
他の地域では、基本的には福音宣教の働きに専念していました。
パウロが、コリントでテント作りをしていた時も、
シラスとテモテが、マケドニア州からやって来ると、
パウロは、御言葉を語ることに専念しています。
シラスとテモテがマケドニア州からやって来ると、
パウロは御言葉を語ることに専念し、
ユダヤ人に対してメシアはイエスであると力強く証しした。
使徒言行録 18章5節
そして、ユダヤ人に対してメシアはイエスであると力強く証ししているのです。
むすび.状況に応じて柔軟に宣教を進めていく
パウロは、すべての宣教地で福音宣教の働きだけに専念できていたわけではないのです。
やむを得ず、働きながら宣教をしていた時もあったのです。
状況に応じて柔軟に宣教を進めて行ったので、宣教を継続できていたのです。
【今日の聖書】
あなたがた自身、わたしたちにどのように倣えばよいか、
よく知っています。
わたしたちは、そちらにいたとき、怠惰な生活をしませんでした。
また、だれからもパンをただでもらって食べたりはしませんでした。
むしろ、だれにも負担をかけまいと、
夜昼大変苦労して、働き続けたのです。
テサロニケの信徒への手紙二 3章7〜8節