カインとアベルの弟セト
アベルの死後、アダムとエバに男の子が生まれます。
名前は、セトでした。
セトはアダムの3男ですが、生まれた時から兄たちはいませんでした。
2番目の兄は、殺されてしまっていなくなってしまい
1番目の兄は、弟を殺してしまったため家を出ているのです。
この事実を、セトがいつ耳にしたのかは不明です。
その事実を聞いて知った時の、セトの精神状態はどうだったのでしょうか?
何と言うことか!そんなひどい家庭に、自分は生まれたのか!
恐ろしい家庭ではないか!兄弟間で殺人が起こっているのだ!
セトにとって長兄のカインは、生涯にわたる反面教師になっていたことでしょう。
自分はあんな風になってはいけない、絶対にならないぞ
これが、セトの生涯にわたる思いだったのではないでしょうか?
またアダムも、セトに対して
カインのようになってはいけない、と諭していたのではないでしょうか?
カインのようにならないように、注意して育てたのではないでしょうか?
【今日の聖書】
再び、アダムは妻を知った。
彼女は男の子を産み、セトと名付けた。
カインがアベルを殺したので、神が彼に代わる子を
授け(シャト)られたからである。
創世記 4章25節