カインの罪
「善悪の知識の木」の実を食べてしまったのは、アダムとエバです。
カインではありません。
しかし確実に、罪の性質がカインに受け継がれています。
カインは、弟アベルを殺してしまうのです。
この時のカインの罪ですが、次のような経過をたどっています。
1.神の前に神に受け入れられない献げ物をささげた
アベルは羊の群れの中から肥えた初子を持って来た。
主はアベルとその献げ物に目を留められたが、
カインとその献げ物には目を留められなかった。
カインは激しく怒って顔を伏せた。
創世記 4章4〜5節
2.神に受け入れられなかったことで神に対して怒った
主はカインに言われた。
「どうして怒るのか。どうして顔を伏せるのか。
創世記 4章6節
3.神に諭されているがその神の言葉を無視した
もしお前が正しいのなら、顔を上げられるはずではないか。
正しくないなら、罪は戸口で待ち伏せており、お前を求める。
お前はそれを支配せねばならない。」
創世記 4章7節
4.正しい献げ物をした弟アベルを殺した
カインが弟アベルに言葉をかけ、二人が野原に着いたとき、カインは弟アベルを襲って殺した。
創世記 4章8節
5.アベルを殺したのに知らないと偽った
主はカインに言われた。
「お前の弟アベルは、どこにいるのか。」
カインは答えた。
「知りません。わたしは弟の番人でしょうか。」
創世記 4章9節
罪を悔い改めずにいると、その後次から次へと罪を重ねることになることを
ここから教えられます。初期の段階で、悔い改めることがとても重要になります。
罪の放置は、更なる罪を招くことになります。
とにかく、一刻も早く悔い改めることが大切です。
【今日の聖書】
カインが弟アベルに言葉をかけ、
二人が野原に着いたとき、
カインは弟アベルを襲って殺した。
創世記 4章8節