ヤコブとヨハネの父ゼベダイ
12弟子のヤコブとヨハネは、元々漁師でした。
父の名はゼベダイと言いました。
ヤコブとヨハネは、父親のゼベダイと一緒に
舟の中で網の手入れをしていましたが、イエスに呼ばれると
すぐに舟と父親とを残して、イエスに従いました。
呼ばれると、網の手入れ中だったにもかかわらずすぐに従っています。
網の手入れ中であったにもかかわらず、作業をそこで終わりにしているのです。
一旦自宅に戻って食事をして、みんなに挨拶してなどではないのです。
彼らの機敏さかつ決断の速さに、驚かされます。
またそこで、舟の中に一緒にいた父ゼベダイは、
特に息子たちを、引き留めたりはしなかったのでしょうか?
ゼベダイの反応については記されていませんので、推測の域を出ませんが
息子ふたりがイエスに招かれてついていくのを、妨害したりは
していなかったことでしょう。
推測にすぎませんが、ふたりの息子を招かれたイエスの言葉に
父ゼベダイも、素直に従ったのではないでしょうか?
送り出す父親にも、「いやいや、ちょっと待ってくれまだ仕事が...」
という思いもあったかもしれませんが、同じ舟の中にいた
ヤコブとヨハネが、ちゃんと送り出されているところを見ると、
ゼベダイもイエスの言葉に、きちんと従っていたように見受けられます。
【今日の聖書】
そこから進んで、別の二人の兄弟、
ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、
父親のゼベダイと一緒に、舟の中で網の手入れをしているのを
御覧になると、彼らをお呼びになった。
この二人もすぐに、舟と父親とを残してイエスに従った。
マタイによる福音書 4章21〜22節