今日のできごと


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2022/2/4(金)

 

周囲の人々は皆できないと言っていた

1.ダビデの戦おうという意志は兄にも王にも反対された

 ダビデがゴリアトに立ち向かおうとしていた時、周囲の人々は皆
 「ダビデに、あの大男のゴリアトを倒せるはずがない」と思っていました。

 1.長兄エリアブの場合

 ダビデが戦場に到着して、ゴリアトのことを聞き戦いの意志を持ち始めた時
 長兄エリアブは、ダビデが物見遊山で戦いを見に来ただけだと思って
 ダビデに対して腹を立てています。

 長兄エリアブは、ダビデが兵と話しているのを聞き、ダビデに腹を立てて言った。
 「何をしにここへ来たのか。
  荒れ野にいるあの少しばかりの羊を、誰に任せてきたのか。
  お前の思い上がりと野心はわたしが知っている。
  お前がやって来たのは、戦いを見るためだろう。」
 サムエル記上 17章28節

 2.サウル王の場合

 その時王であったサウル王も、同様です。
 「まだ少年のお前が、少年の時から戦士であるゴリアトと戦うことなど
  できるはずがない」という内容の言葉を、ダビデに語っています。

 サウルはダビデに答えた。
 「お前が出てあのペリシテ人と戦うことなどできはしまい。
  お前は少年だし、向こうは少年のときから戦士だ。」
 サムエル記上 17章33節

 3. ゴリアトの場合

 戦いの時には、ゴリアト自身もダビデを侮っています。

 彼は見渡し、ダビデを認め、ダビデが血色の良い、姿の美しい少年だったので、侮った。
 このペリシテ人はダビデに言った。
 「わたしは犬か。杖を持って向かって来るのか。」
 そして、自分の神々によってダビデを呪い、
 サムエル記上 17章42〜43節

2.ダビデは反対を押し切り戦いに挑んだ

 「お前にはできない!できるわけがない!」の大合唱の中
 ダビデはその声を振り切って、ひとりでゴリアトに立ち向かい
 勝利を収めたのです。

3.もし反対に負けて反対意見に従っていたら全体が負けていた

 もしこの時、ダビデが周囲の人々のアドバイスに従って
 「やっぱりやめておきます」と言っていたら、どうだったでしょうか?
 イスラエルはペリシテ軍に攻められて、大打撃を受けていたことでしょう。

 周囲の否定的な声を退けて、主を見上げて
 信仰によって出ていったからこそ、ダビデは勝利できたのです。
 それが信仰の逆である場合は、周囲の声を退けなければならなかったのです。

むすび.神に与えられた使命を反対に負けずに全うする

 その使命が神に与えられたものであるなら、どんな人から反対されても
 その使命を捨てることなく、その使命を全うするべきです。
 もしダビデがあの時ゴリアトと戦っていなかったら、全体が敗北していたのです。

 ダビデが兄の反対も、王の反対も押し切って
 神の使命を果たしたように、私たちも、神から与えられた使命を
 反対があろうとなかろうと、最後までやり遂げることが必要です。

 今年も2月になりました。時はどんどん過ぎていきます。
 神から与えられた使命を、今日も明日も生涯なし続けていきましょう!
 神の使命を果たす時、神からの報いが待っているのです。

 【今日の聖書】
 ダビデは更に言った。
 「獅子の手、熊の手からわたしを守ってくださった主は、
  あのペリシテ人の手からも、
  わたしを守ってくださるにちがいありません。」
  サウルはダビデに言った。
 「行くがよい。主がお前と共におられるように。」
 サムエル記上 17章37節


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