今日のできごと


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2022/12/3(土)

 

率直に戒めなさい

1.隣人を愛するならその人を憎まず恨まず復讐せずに正しく戒める

 私たちは、自分自身を愛するように隣人を愛します。
 被害を受けても、その人に恨みを抱いたりはしません。
 心の中で、憎んだりもしません。

 復讐もしません。
 恨むこと憎むこと復讐することは、神の前に罪だからです。
 加害者に対しては、率直に戒めます。

 もし加害者ではなく、自分が同じことをおこなってしまったとしたら
 どう戒めてほしいかを考えて、加害者を率直に戒めます。
 戒めないことは、隣人愛の逆になるからです。

2.人を励ますだけでなくすべての罪について戒める

 誰も、罪を犯さないで生きていくことはできません。
 その罪をできるだけ、犯さないように生きていこうとします。
 そのためには、戒め合うことが重要です。

 御言葉を宣べ伝えなさい。
 折が良くても悪くても励みなさい。
 とがめ、戒め、励ましなさい。
 忍耐強く、十分に教えるのです。
 テモテへの手紙二 4章2節

 ただ単に励ますだけでなく、悪いことはきちんととがめ
 戒める必要があります。
 戒められると、悪に気づいてそこから離れることができます。

 嘘をついている人を、嘘だとわかったら戒めます。
 人の悪口を言っている人と一緒になって、それに乗ったりしません。
 悪口を止めるように、戒めます。

 盗んだことがわかれば、その盗みを指摘し
 戒めて、盗んだものを持ち主に返して償うように語ります。
 その他すべての罪について、そのように行うのです。

3.反発を恐れずに戒める

 戒める時に反発があるかもしれませんが、反発を恐れることは隣人愛ではないのです。
 また戒められる時、反発したくなるかもしれません。
 しかし冷静になって良く考えて、悔い改めて自分の中にある罪を捨て去るのです。

 イエスがファリサイ派の人々や、律法学者たちを戒められた時
 そこには、大きな反発が起きています。
 けれども、だからと言って撤回したりやめたりはなさいませんでした。

 罪はゆるすものであって、容認して放置するものではないからです。
 最終的にその反発は膨れ上がって、十字架刑ということになりましたが
 最後までイエスは、反対者たちを戒める姿勢を崩しておられません。

むすび.互いに戒め合って正しい道を歩む

 互いに愛し合うということはすなわち、互いに戒め合うということでもあります。
 見て見ぬふりをするとか、波風を立てずにそっとしておくというのではなく
 正しくないことはやめるように、戒めていくことが大切です。

 兄弟たち、あなたがた自身は善意に満ち、
 あらゆる知識で満たされ、
 互いに戒め合うことができると、
 このわたしは確信しています。
 ローマの信徒への手紙 15章14節

 イエス・キリストを信じて生きている以上、
 罪を放置して、生きていくことはできません。
 自分の罪は悔い改め、互いに戒め合って罪から離れて生きていくのです。

 【今日の聖書】
 心の中で兄弟を憎んではならない。
 同胞を率直に戒めなさい。
 そうすれば彼の罪を負うことはない。
 復讐してはならない。
 民の人々に恨みを抱いてはならない。
 自分自身を愛するように隣人を愛しなさい。
 わたしは主である。
 レビ記 19章17〜18節


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