今日のできごと


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2021/2/6(土)

 
宍道湖の朝

たった一個の石で

1.ライオンに素手で挑む勇猛果敢なダビデ

 ダビデがまだ少年だった頃、彼は羊飼いでした。
 ところがこのダビデ、羊を奪い去るライオンや熊と戦っていたと言います。

 しかし、ダビデは言った。
 「僕は、父の羊を飼う者です。
  獅子や熊が出て来て群れの中から羊を奪い取ることがあります。
  そのときには、追いかけて打ちかかり、その口から羊を取り戻します。
  向かって来れば、たてがみをつかみ、打ち殺してしまいます。
 サムエル記上 17章34〜35節

 ライオンのたてがみをつかみ、打ち殺してしまうということは
 素手でライオンと戦っていた、ということになるわけで、
 その勇猛果敢な行動は、並外れていたことがわかります。

2.身長3mの大男ゴリアトに挑んだダビデ

 そしてこのダビデは、大男ゴリアトと戦うことになるのですが、
 ゴリアトの身長は、6.5アンマあったと言います。
 1アンマを45cmとすると292.5cmですから、約3mです。

 ペリシテの陣地から一人の戦士が進み出た。
 その名をゴリアトといい、ガト出身で、背丈は六アンマ半、
 頭に青銅の兜をかぶり、身には青銅五千シェケルの重さのある
 うろことじの鎧を着、足には青銅のすね当てを着け、
 肩に青銅の投げ槍を背負っていた。
 サムエル記上 17章4〜6節

 このゴリアトの着けていた、よろいの重さが5000シェケルで、
 1シェケルが11.4gだったとすると、57Kgになります。
 米俵1俵ほどの重さの鎧を着けて平気で動き回れる、大男だったわけです。

3.小石ひとつでゴリアトを倒したダビデ

 ダビデは、そんな大男ゴリアトに一騎打ちで戦いを挑んだわけです。
 誰が見ても勝ち目はない、大人と幼児の戦いのような戦いでしたが、
 何と、ダビデが勝ちます。

 自分の杖を手に取ると、川岸から滑らかな石を五つ選び、
 身に着けていた羊飼いの投石袋に入れ、
 石投げ紐を手にして、あのペリシテ人に向かって行った。
 サムエル記上 17章40節

 石を5つ用意して、ダビデはゴリアトに立ち向かって行きました。
 そしてそのうちの一つを取ると、石投げにつなぎゴリアトに向けて
 その石を投げたのです。

 ダビデは袋に手を入れて小石を取り出すと、
 石投げ紐を使って飛ばし、ペリシテ人の額を撃った。
 石はペリシテ人の額に食い込み、
 彼はうつ伏せに倒れた。
 サムエル記上 17章49節

 たった一つの石だけで、ゴリアトは倒されてしまったのです。
 石は5つ用意してありましたが、1つで充分だったのです。
 ダビデの手に握られたなら、1つの石でも大きな結果をもたらすものになるのです。

むすび.私たちもたったひとりでも大きく用いられる

 私たちも、たったひとりであったとしても、
 ダビデの手に握られた石のように、神の手に握られたならひとりで充分なのです。
 私ひとりだけであったとしても、大きな結果がもたらされることになるのです。

 「たったひとりの祈りが、何の力になるだろうか?」
 と思う必要はないのです。ものすごい力になるのです。
 たった一人の祈りが、神の大きな働きをこの地にもたらすのです。

 【今日の聖書】
 ダビデは袋に手を入れて小石を取り出すと、
 石投げ紐を使って飛ばし、ペリシテ人の額を撃った。
 石はペリシテ人の額に食い込み、
 彼はうつ伏せに倒れた。
 サムエル記上 17章49節


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