今日のできごと


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2021/1/8(金)

 
13時57分の教会の前

バベル

 バベルの塔で有名なバベルは、ノアの子ハムの子クシュの子である
 ニムロドが、シンアルの地に建てた町です。

 クシュにはまた、ニムロドが生まれた。
 ニムロドは地上で最初の勇士となった。
 彼は、主の御前に勇敢な狩人であり、
 「主の御前に勇敢な狩人ニムロドのようだ」という言い方がある。
 彼の王国の主な町は、バベル、ウルク、アッカドであり、
 それらはすべてシンアルの地にあった。
 創世記 10章8〜10節

 バベルというのは、「バーラル(混乱させる)」から来ている言葉で
 その意味は、「混乱」です。
バベル

バベル

【地名】バベルまたはバビロン
    ユーフラテス川に位置するバビロニア
    現代のヒッラ?
【意味】「混乱(混合による)」

 
 バベルで人々は、神の言葉に反して塔を建てようとしましたが
 神は、彼らの言葉を混乱させ通じさせなくしたのです。

 我々は降って行って、
 直ちに彼らの言葉を混乱させ、
 互いの言葉が聞き分けられぬようにしてしまおう。」
 創世記 11章7節

 この時の彼らの罪のため、世界中にあらゆる言語が生じてしまったのです。
 もしバベルの塔を建てていなかったら、今頃世界中の言語は
 元の言語のままで、ただ一つだったはずなのです。

 バベルの塔のお陰で、私たち日本人は英語やドイツ語、フランス語や中国語
 韓国語やロシア語、スペイン語やポルトガル語などなどを、
 学ばなければ、ならなくなってしまったのです。

 この時代の人々の、ただ一回の罪のために
 その後の時代の、すべての人々に
 多大な影響を及ぼすことになってしまったのです。

 たった一回の罪の行為が、時代を超え場所を超え
 それ以降の全世代と、世界中という広範囲に渡って
 大きな大きな影響を、及ぼしてしまうことになったのです。

 ただ一度の罪の行為の及ぼす影響範囲は、超越的に大きいということが
 ここから、教えられます。
 罪に対しては、よくよく警戒している必要があります。

 【今日の聖書】
 こういうわけで、この町の名はバベルと呼ばれた。
 主がそこで全地の言葉を混乱(バラル)させ、また、
 主がそこから彼らを全地に散らされたからである。
 創世記 11章9節


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