アブラハムが誕生した時
聖書には、系図がいろいろと記載されています。
アダムからアブラハムまで、父が何歳の時に生まれたかということが
記されていますので、それをグラフにしてみると次のようになります。
ノアが誕生した時、アダムもその息子セトもすでに死んでいたことがわかります。
アダムの孫にあたるエノシュは、生きていましたが、
神と共に歩んで神が取られたエノクも、地上にはいませんでした。
エノクは神と共に歩み、神が取られたのでいなくなった。
創世記 5章24節
その後の世界は、暴虐が満ちるほどの悪の世界へと堕落の一歩をたどります。
そして、ノアがそのような中で神の恵みを受け、全人類を滅ぼす大洪水の中で
ノアとその家族だけが助かり、そこからまた系図が続くのです。
そして、ノアの子孫が増え広がっていくことになるのです。
ノアは洪水後350年生きて、地上を去ることになります。
ノアは、洪水の後三百五十年生きた。
創世記 9章28節
ノアの一生は、洪水前600年+洪水後350年=950年でした。
系図の誕生年の計算上でいけば、アブラハムが誕生した時も
ノアはまだ、生きていたことになります。
【今日の聖書】
セムの系図は次のとおりである。
セムが百歳になったとき、アルパクシャドが生まれた。
それは洪水の二年後のことであった。
セムは、アルパクシャドが生まれた後五百年生きて、息子や娘をもうけた。
アルパクシャドが三十五歳になったとき、シェラが生まれた。
アルパクシャドは、シェラが生まれた後四百三年生きて、息子や娘をもうけた。
シェラが三十歳になったとき、エベルが生まれた。
シェラは、エベルが生まれた後四百三年生きて、息子や娘をもうけた。
エベルが三十四歳になったとき、ペレグが生まれた。
エベルは、ペレグが生まれた後四百三十年生きて、息子や娘をもうけた。
ペレグが三十歳になったとき、レウが生まれた。
ペレグは、レウが生まれた後二百九年生きて、息子や娘をもうけた。
レウが三十二歳になったとき、セルグが生まれた。
レウは、セルグが生まれた後二百七年生きて、息子や娘をもうけた。
セルグが三十歳になったとき、ナホルが生まれた。
セルグは、ナホルが生まれた後二百年生きて、息子や娘をもうけた。
ナホルが二十九歳になったとき、テラが生まれた。
ナホルは、テラが生まれた後百十九年生きて、息子や娘をもうけた。
テラが七十歳になったとき、アブラム、ナホル、ハランが生まれた。
創世記 11章10〜26節