顔に唾を
ヨブは苦しみの中で、嘲られ顔に唾を吐きかけられました。
ところが今は、わたしが彼らのはやし歌の種
嘲りの言葉を浴びる身になってしまった。
彼らはわたしを忌み嫌って近寄らず
平気で顔に唾を吐きかけてくる。
ヨブ記 30章9〜10節
ヨブにとっては、大変屈辱的な出来事でした。
しかしこれは、やがて来られる救い主イエス・キリストの姿を予表しています。
イエス・キリストも、顔に唾をを吐きかけられているのです。
そして、イエスの顔に唾を吐きかけ、こぶしで殴り、
ある者は平手で打ちながら、
「メシア、お前を殴ったのはだれか。言い当ててみろ」と言った。
マタイによる福音書 26章67〜68節
イエス・キリストは、唾を吐きかけられ、こぶしで殴られ、
平手で打ちたたかれながら、嘲られたのです。
それだけでも非常な屈辱ですが、それだけでなく最後は十字架につけられました。
非常な屈辱である十字架につけられて、血を流し死なれたのです。
それは私達すべての人間が、罪ゆるされて救われるためでした。
私たちのために、唾を吐きかけられ、こぶしで殴られ、
平手で打ちたたかれながら、嘲られ
鞭で打たれ、十字架にかけられ死んでくださったのです。
文字通り命がけの愛で、私たち一人一人を愛して下さったのです。
【今日の聖書】
友のために自分の命を捨てること、
これ以上に大きな愛はない。
ヨハネによる福音書 15章13節