今日のできごと


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2020/9/3(木)

 

取るに足りぬ相手ではなかった

 ヨシュアたちが、アイの町を攻略しようとしていた時
 まず斥候が遣わされます。

 ヨシュアはエリコからアイへ数人の人を遣わし、
 「上って行って、あの土地を探れ」と命じた。
 アイはベテルの東、ベト・アベンの近くにあった。
 彼らは上って行ってアイを探り、
  ヨシュア記 7章2節

 アイの町を探りに行ってきた斥候たちは、帰ってきて報告します。

 ヨシュアのもとに帰って来て言った。
 「アイを撃つのに全軍が出撃するには及びません。
  二、三千人が行けばいいでしょう。
  取るに足りぬ相手ですから、全軍をつぎ込むことはありません。」
 ヨシュア記 7章3節

 アイの町を、取るに足りぬ相手と見くびっていました。
 ところがところが、結局アイに敗退してしまうのです。

 そこで、民のうちから約三千の兵がアイに攻め上ったが、
 彼らはアイの兵士の前に敗退した。
 ヨシュア記 7章4節

 取るに足りぬ相手ではなかったのです。
 36人もの命が、奪われてしまったのです。

 アイの兵士は、城門を出て石切り場まで追跡し、
 下り坂のところで彼らを撃ち、
 おおよそ三十六人を殺した。
 民の心は挫け、水のようになった。
 ヨシュア記 7章5節

 人間の常識的な判断は、時として間違いを生じます。
 この場合は、町の大きさを見て判断したのでしょうが
 自分たちの目に見えていることだけや、

 わずかな情報だけで判断してしまうと、間違えるのです。
 また自分たちの真実な状況が、見えていなかったということもあります。
 この時はまだ、アカンの罪に気付いていなかったのです。

 アカンの罪をそのままにして、戦いに挑むというのは
 神が滅ぼそうとするものを、自分たちの中にも温存しながら
 戦いに行っていることになりますから、自分たちの滅びも招いてしまったのです。

 自分の目に見えている事だけで、判断するのではなく、
 いつでも、神に聴く姿勢が大切です。
 すなわち祈りです。祈らなければ、自己流の判断で失敗を招きます。

 【今日の聖書】
 聞け、イスラエルよ。
 あなたは今日、ヨルダン川を渡り、
 行ってあなたよりも大きく強い国々を追い払おうとしている。
 町々は大きく、城壁は天に達し、民は、あなたの知っている
 アナクの子孫で、大きくて背が高い。
 あなたは、「誰がアナクの子孫に立ち向かいえようか」
 というのを聞いたことがあろう。
 しかし、今日、あなたの神、主は焼き尽くす火となり、
 あなたに先立って渡り、彼らを滅ぼしてあなたの前に
 屈服させられることを知り、主が言われたとおり、
 彼らを追い払い、速やかに滅ぼしなさい。
 申命記 9章1〜3節


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