今日のできごと


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2020/9/28(月)

 

肉体的力の追求

1.試合に勝つためには、体を鍛え肉体的力を増強させることが必要

 中学や高校、大学などで運動系部活に入ると、
 必ず、練習をすることになります。
 大会に勝つために、体を鍛え技術を習得し伸ばします。

 技術だけあっても、筋力や持久力がなければ勝てないので
 筋トレをして筋力を強化し、走り込んで持久力をつけます。
 より強い体を目指し、体を鍛えて作り上げていきます。

 技術面でのトレーニングと共に、
 いかに試合に勝てる、強い体にするかを目指し
 日々体力トレーニングにも、励みます。

2.世界史史上肉体的に最強の人物は誰か?

 世界中で、究極的に肉体的力が強かった人物をあげるとすると
 どのような人物が、思い浮かぶでしょうか?
 レスリングや柔道、相撲や空手、ボクシングや各種格闘技の

 有名人の名が、挙げられるかもしれません。
 しかし世界史史上最も力が強かったのは、やはり何と言っても
 旧約聖書に出て来る、サムソンでしょう。

 ひとりで1000人を相手にし、そのすべてを倒しています。
 ライオンを素手で裂き、自分を縛っていた縄を糸のように
 断ち切っています。

 極めつけは、町の門の扉と両脇の門柱をつかみ、
 かんぬきもろとも引き抜いて、肩に担い山に運び上げるという
 考えられないような、究極的力です。

 普通はあり得ない、想像を超える力です。
 どう考えても、現在の科学では物理的には説明がつかない
 物質世界を超える力が働いていた、としか言えません。

3.肉体的力を極めたら最高の人生になるか?

 人間が肉体的な力を、究極的に身に付けるとどうなるかが
 サムソンを見ると、よくわかります。人でも猛獣でも、怖いものなしです。
 誰が何人襲って来ようとも、怖くないのです。百人でも千人でも関係なしです。

 そして自分以外に、それ程の力の持ち主は誰もいないのです。
 力強かったサムソンは、士師として当時のイスラエルを裁きました。
 民のリーダーとして、活躍したのです。

 やはり肉体的な力が強いということは、それだけ大きく活躍でき
 リーダーにもなりリーダーシップを発揮し、有名にもなり
 充実した良い人生を送れる、ということになるでしょうか?

むすび.肉体的力の更に上をいくものを目指す

 私たちは、究極的力を身に付けたサムソンのような人生を
 送りたいと思うでしょうか?
 彼の人生をよく見れば、答えはやはり「NO」でしょう。

 必要な体力を身に付け、体を健康に保つことは、確かに大事なことです。
 けれども、いかに体を鍛え上げ肉体的に究極的に強くなったとしても
 それが最高の人生をもたらすのでは、ないのです。

 究極的力をもっていたサムソンの生き方は、決して
 人に薦められるようなものでは、なかったのです。
 最後は、自業自得ともいえる悲惨極まりないものになっています。

 人間にとって一番必要で、もっとも求めなければならないのは
 筋力などの肉体的な力ではなく、神を求める信仰なのです。
 信仰こそ、肉体的力をはるかに超える偉大な神の力をもたらすものなのです。

 信仰こそ、肉体的力では決して得られない永遠の命をもたらすものなのです。
 信仰によって、不可能と思えたことが可能になっていきます。
 信仰によって、万事が益となっていくのを体験することができるのです。

 今日も神を求め、信仰の成長を目指して進んでいきましょう!

 【今日の聖書】
 信心のために自分を鍛えなさい。
 体の鍛練も多少は役に立ちますが、
 信心は、この世と来るべき世での命を約束するので、
 すべての点で益となるからです。
 この言葉は真実であり、そのまま受け入れるに値します。
 テモテへの手紙一 4章7(後半)〜9節


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