なんだ、テモテか!
パウロはコリントの教会への手紙で、こう言っています。
テモテがそちらに着いたら、
あなたがたのところで心配なく過ごせるようお世話ください。
わたしと同様、彼は主の仕事をしているのです。
だれも彼をないがしろにしてはならない。
わたしのところに来るときには、
安心して来られるように送り出してください。
わたしは、彼が兄弟たちと一緒に来るのを、待っているのです。
コリントの信徒への手紙一 16章10〜11節
「だれも彼をないがしろにしてはならない。」と語っている所を見ると
テモテがないがしろにされる可能性を、パウロが予想していたことが伺えるのです。
なんだ、パウロもアポロも来ないのか!テモテだけか!
という反応を、予想していたことが伺えます。
そうでなければ、「だれも彼をないがしろにしてはならない。」とは
語らなかったでしょう。
「わたしと同様、彼は主の仕事をしているのです。」
とまで語っている所を見ると
テモテがコリント教会に、さほど認知されていなかったような感じです。
しかしテモテは、パウロと心を一つにしていた働き人でした。
テモテのようにわたしと同じ思いを抱いて、
親身になってあなたがたのことを心にかけている者はほかにいないのです。
フィリピの信徒への手紙 2章20節
姿かたちはパウロと違っていても、心の中は同じだったのです。
パウロと同じ思いを抱いていた、パウロの分身のような存在でした。
だからパウロが行かずとも、テモテだけで良かったのです。
私たちも、イエスの思いを自分の思いとして
イエスの分身のような存在となって、働いていきたいと願います。
【今日の聖書】
テモテがそちらに着いたら、
あなたがたのところで心配なく過ごせるようお世話ください。
わたしと同様、彼は主の仕事をしているのです。
だれも彼をないがしろにしてはならない。
わたしのところに来るときには、
安心して来られるように送り出してください。
わたしは、彼が兄弟たちと一緒に来るのを、待っているのです。
コリントの信徒への手紙一 16章10〜11節