今日のできごと


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2020/9/21(月)

 

信心深く生きようとすれば迫害を受ける

1.パウロは主の御心に従って宣教して実を結んだ

 パウロは第一回伝道旅行で、ピシディア州のアンティオキアに来ています。
 そこで、イエス・キリストを伝えています。
 復活したイエスを信じれば、罪の赦しが与えられることを語っているのです。

 しかし、神はイエスを死者の中から復活させてくださったのです。
 使徒言行録 13章30節

 そこにいた異邦人たちは、大勢救われています。
 復活されたイエス・キリストを、信じ受け入れているのです。

 異邦人たちはこれを聞いて喜び、主の言葉を賛美した。
 そして、永遠の命を得るように定められている人は皆、
 信仰に入った。
 こうして、主の言葉はその地方全体に広まった。
 使徒言行録 13章48〜49節

 パウロたちの宣教は、こうやって素晴らしい実を結んでいたのです。

2.宣教という良いことを行っていたにもかかわらず迫害を受けた

 ところが、神の御心に沿った的を射たことをすればするほど
 迫害されるようになっていくのです。

 しかし、ユダヤ人はこの群衆を見てひどくねたみ、
 口汚くののしって、パウロの話すことに反対した。
 使徒言行録 13章45節

 怒鳴り散らされ、ののしられることになるのです。
 パウロたちが何か悪いことをしたのなら、怒鳴られても仕方ないですが
 何も悪いことをしていないのです。その正反対なのです。

 パウロたちは、神の御心を、忠実に行っていたのです。
 そうしたら、迫害を受けたのです。

3.迫害を乗り越えて行ったパウロ

 しかしパウロは、迫害を受けても受けても乗り越えています。

 3.1 実は迫害を受けることは幸いなこと

 イエス・キリストは、迫害を受けることこそ幸いだと語っておられます。

 わたしのためにののしられ、迫害され、
 身に覚えのないことであらゆる悪口を浴びせられるとき、
 あなたがたは幸いである。
 マタイによる福音書 5章11節

 3.2 イエスのために迫害されたら大きな報いがある

 なぜなら、天における報いがはなはだ大きいからです。

 喜びなさい。大いに喜びなさい。
 天には大きな報いがある。
 あなたがたより前の預言者たちも、
 同じように迫害されたのである。」
 マタイによる福音書 5章12節

 3.3 イエスを信じてイエスに従う者は皆迫害を受ける

 迫害されて、驚く必要はありません。
 それは、当然起こってくることだからです。
 イエスを信じてイエスに従う者は、皆迫害を受けるはずだからです。

 キリスト・イエスに結ばれて信心深く生きようとする人は皆、
 迫害を受けます。
 テモテへの手紙二 3章12節

 また、終わりの時代には特に迫害が激しくなることが
 預言されています。

 そのとき、あなたがたは苦しみを受け、殺される。
 また、わたしの名のために、あなたがたはあらゆる民に憎まれる。
 マタイによる福音書 24章9節

むすび.迫害に負けずに喜んで迫害者のために祈る

 迫害を受けたからと言って、信仰を捨ててはなりません。

 石だらけの所に蒔かれたものとは、
 御言葉を聞いて、すぐ喜んで受け入れるが、
 自分には根がないので、しばらくは続いても、
 御言葉のために艱難や迫害が起こると、
 すぐにつまずいてしまう人である。
 マタイによる福音書 13章20〜21節

 迫害に負けず、迫害者を憎まず
 迫害する人たちのために、祈ることです。

 しかし、わたしは言っておく。
 敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。
 マタイによる福音書 5章44節

 信仰には迫害が伴う事、迫害に驚くのではなく
 天の報いを望み見て、迫害をも喜ぶ信仰を持つことを
 私たちは、心にとめる必要があります。

 【今日の聖書】
 あなたがたを迫害する者のために祝福を祈りなさい。
 祝福を祈るのであって、呪ってはなりません。
 ローマの信徒への手紙 12章14節


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