今日のできごと


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2020/7/6(月)

 

アブラハムの神

1.アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神

 神は、ご自分のことをモーセに知らせるときに、
 「わたしはあなたの父の神である。
  アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である。」と言われています。

 何とアブラハムは、その子イサク、孫のヤコブと共に
 神の呼び名にも、なっているのです。

 神は続けて言われた。
 「わたしはあなたの父の神である。
  アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である。」
 モーセは、神を見ることを恐れて顔を覆った。
 出エジプト記 3章6節

 テラの名前も、ハランの名前も、ロトの名前も出てきません。
 もっと言えば、アダムの名前も、ノアの名前も出てこないのです。
 神と共に歩んで神が取られた、エノクの名前も出てこないのです。

 「わたしはあなたの父の神である。
  アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である。」
 と神はご自身のことを、モーセに示しておられるのです。

2.モーセは民に「アブラハムの神...である主」と語った

 そしてモーセは、神がモーセをお遣わしになったことを民に説明する時に、
 「あなたたちの先祖の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である
  主がわたしをあなたたちのもとに遣わされた。」と言いなさいと命じられたのです。

 神は、更に続けてモーセに命じられた。
 「イスラエルの人々にこう言うがよい。
  あなたたちの先祖の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である
  主がわたしをあなたたちのもとに遣わされた。
  これこそ、とこしえにわたしの名
  これこそ、世々にわたしの呼び名。
 出エジプト記 3章15節

3.イエスも「アブラハムの神」と語っている

 イエス・キリストも、神のことを説明する時に
 「アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神」という表現を用いられました。

 『わたしはアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である』とあるではないか。
 神は死んだ者の神ではなく、生きている者の神なのだ。」
 マタイによる福音書 22章32節

 復活の説明をなさったときも、同じです。

 死者が復活することは、モーセも『柴』の個所で、
 主をアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神と呼んで、
 示している。
 ルカによる福音書 20章37節

むすび.信仰者アブラハムのように信じた者は永遠に生きる

 パウロも同じです。

 アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神、わたしたちの先祖の神は、
 その僕イエスに栄光をお与えになりました。
 ところが、あなたがたはこのイエスを引き渡し、
 ピラトが釈放しようと決めていたのに、その面前でこの方を拒みました。
 使徒言行録 3章13節

 アブラハムもイサクもヤコブも、信仰を持って生涯を送り
 この地上を去って行きましたが、確実に今なお天において生きているのです。
 信仰者は、死んで滅びてしまうのではないのです。

 そうではなく、天において永遠の命をもって生き続けるのです。

 【今日の聖書】
 『わたしはアブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である』
 とあるではないか。神は死んだ者の神ではなく、
 生きている者の神なのだ。」
 マタイによる福音書 22章32節


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