今日のできごと


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2020/7/14(火)

 

迫害から逃げていたのに

 ステファノの殉教のその日に、エルサレムの教会に大迫害が起こります。
 救われる前のパウロはこの時、家々に押し入って教会を荒らしまわっていました。
 イエスを信じる者たちを、投獄していたのです。

 その結果、教会の信徒たちはエルサレムからユダヤとサマリア地方に
 散って行きます。逃げて行ったわけです。
 エルサレムに居たら、全員投獄されてしまいかねなかったのです。

 けれども、その逃げて行った人々について興味深いことあります。

 さて、散って行った人々は、福音を告げ知らせながら巡り歩いた。
 使徒言行録 8章4節

 イエスを信じていることがわかれば、捕らえられてしまうのです。
 そして、投獄が待ち受けていたのですが、
 彼らは信仰を隠して逃避行をしていたのではなく、

 堂々と信仰を表明していたばかりか、
 イエス・キリストを宣べ伝えながら
 巡り歩いていたのです。

 そんなところを、迫害している人たちの仲間に見つかってしまえば
 途端に捕らえられ、投獄されてしまうような状況にも関わらず
 恐れることなく、伝えているのです。

 しかもひとり二人ではないのです。
 散って行った多くの人々が、一様に宣べ伝えているのです。
 迫害者を恐れていない、勇敢な姿をそこにみることができます。

 散って行った人々は、びくびく恐れながら散って行ったのではなく
 勇敢に散って行っていることが、わかります。
 教会の大迫害だったにもかかわらず、怖がっていないのです。

 結果的にこれが、福音宣教前進のための
 大きな力強い働きになったのです。
 恐れを取り除いて下さったのは、彼らの信じている神だったのです。

 【今日の聖書】
 さて、散って行った人々は、福音を告げ知らせながら巡り歩いた。
 使徒言行録 8章4節


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