大庭鶏塚古墳
大庭に、大庭鶏塚古墳という古墳があります。
正方形の方墳で、その1辺は42mあるそうです。
高さは約10mで、2段築成になっています。
葺石と、埴輪と、周濠を備えているとのことです。
また、墳丘の西側と南側には造出しが設けられています。
6世紀前半に、築造されたと言われています。
今となっては、誰の墓なのか知る由もありませんが
当時は、相当な影響力をもっていた人物だったのでしょう。
これだけの墳墓を作るには、相当な時間と人手が必要です。
そしてこのような墳墓が、1つ2つだけではなく、
あちらこちらに、たくさんあります。
ということは、そのたびそのたびに大勢の人々が動員され
長い時間をかけて造られていたということになります。
この地域は長年にわたり、そのような文化が続いていたということになります。
しかし今となっては、古墳のある一帯に当時の勢いは感じられません。
逆に、自然環境豊かなのどかな風景が広がっています。
【今日の聖書】
コヘレトは言う。
なんという空しさ
なんという空しさ、すべては空しい。
太陽の下、人は労苦するが
すべての労苦も何になろう。
一代過ぎればまた一代が起こり
永遠に耐えるのは大地。
コヘレトの言葉 1章2〜4節