神に従う時に、それを激しく怒っているのが悪魔です。
　悪魔は神に従うヨブの10人の子どもを取り去り、ヨブの財産をすべて奪い
　イスカリオテのユダに、イエス・キリストを裏切る思いを入れています。

　明らかに、人の力を遥かに超える力を持ち
　災いを降りかからせ、人の思いに働きかけて悪意を抱かせるようにし
　人を使って、人の命を奪うことさえしてくることがわかります。

　しかし神の方が、はるかに力強い方であって
　神のゆるしなしに、悪魔は何ひとつすることができません。
　私たちは、神に従っている以上悪魔を恐れる必要はありません。

　けれども、かといって何もしないでよいというわけではないのです。
　わたしたちが、罪をもって生まれている以上、
　たえず悪魔に隙をつかれてしまう可能性が、あるのです。

　そこから人間関係を破壊され、夫婦関係を破綻させられ
　親子関係を崩され、家庭を崩壊させられてしまいます。
　家庭にとどまらず、地域社会、果ては国全体を破滅へと陥れられてしまうのです。

　古代イスラエルの北王国は、ついに神から離れてしまい、
　アッシリアに捕囚になってしまい、南王国もバビロニアに
　捕囚となってしまうのです。


　私たちは、悪魔に隙をつかれないように、
　悪魔に対して、反抗していく必要があります。
　悪魔は、神の命令の逆を持ちかけてきます。

　神は隣人を愛せと命じていますが、悪魔は憎め殺せと誘います。
　いつの時代にも、殺人はなくなっていません。
　カインはアベルを殺し、サウル王はダビデを殺そうとし

　ダビデ王は、ウリヤを間接的に殺してしまい、
　イエス・キリストの誕生の時ヘロデ王は、ベツレヘム近辺の
　二歳以下の男の子を皆殺しにしてしまいます。

　隙をつくると悪魔の働きかけを、まともに食らってしまうのです。
　私たちは、悪魔に反抗しなければなりません。
　悪魔の喜ぶことを捨て去り、悪魔に抵抗してゆくのです。

　「そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げて行きます。」
　という約束があります。
　神にしっかりと従って、悪魔に反抗して勝利していきましょう！

　【今日の聖書】
　身を慎んで目を覚ましていなさい。
　あなたがたの敵である悪魔が、
　ほえたける獅子のように、
　だれかを食い尽くそうと探し回っています。
　信仰にしっかり踏みとどまって、
　悪魔に抵抗しなさい。
　あなたがたと信仰を同じくする兄弟たちも、
　この世で同じ苦しみに遭っているのです。
　それはあなたがたも知っているとおりです。
　ペトロの手紙一　５章８〜９節