寝言
ある牧師が、寝ている時に「アーメン、アーメン」と寝言を言っていたそうです。
その牧師が朝起きて、そのことを奥様に告げられたそうなのですが、
どんな夢を見ていたのかは、さっぱり思い出せなかったと言います。
その牧師は、普段お祈りの最後には「アーメン」とは言うものの
「アーメン!アーメン!」というような感じではないので
どんな夢だったのか、とても気になるところです。
神は時に、夢の中で大切なことを語られています。
マリアがイエスをみごもった時、ヨセフは悩みますが
ヨセフの夢の中で、み使いが現れどうすればよいかを語っています。
この時ヨセフは、目が覚めた時夢の内容をはっきり覚えていました。
神が夢でお告げを告げられるときは、いつでも本人が目覚めても
夢の内容をはっきり記憶している、という特徴があります。
「確か夢を見ていたのだが、どんな夢だったか忘れてしまった」
というのではなく、これこれこういう夢を見て
このように語られたと、はっきり忘れずに思い出せる夢なのです。
ヤコブの11番目の息子のヨセフも、イエスの父親のヨセフも、
東方の学者たちも、ソロモンも、みんな夢でお告げを受けて
目覚めても忘れずに、夢の内容を覚えていたのです。
【今日の聖書】
このように考えていると、
主の天使が夢に現れて言った。
「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。
マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。
マリアは男の子を産む。
その子をイエスと名付けなさい。
この子は自分の民を罪から救うからである。」
マタイによる福音書 1章20〜21節