環境の変化
ノアの洪水後、地上環境は激変しています。
今まで現れることがなかった虹が、現れるようになっています。
現在虹は、日光と水滴があればどこでもできてしまいます。
ところが洪水以前は、それができなかったということは
いくつかの仮説を、立てることができます。
虹ができなかったことに関する仮説は、以下の通りです。
- 太陽光が現在のような光ではなく、7色に分かれなかった
(洪水の後で太陽が変わった)
- 水が現在のような水ではなく、太陽光を反射しなかった
(洪水の後で水が変わった)
- 太陽光が、直接差し込まなかった
(洪水後、直射日光が差し込むようになった)
仮説3が、最も可能性が高いように思われます。
太陽も水も洪水前後で変わらず、元々の太陽と水のままで
単純に太陽の光が、射すようになったか射さなかったかの違いだからです。
たとえば太陽と地上との間に、単純に水の層があったと仮定すると
直射日光ではなく、一旦水の層を通過した光が差し込むことになるので
虹はできなかったと、説明できます。
水だけに限りませんが、何らかの直射日光を和らげる仕組みが
存在していたのではないでしょうか?
それが水の層であれば、洪水の時にそれらが地上に降り注いだということで
洪水の説明もでき、その後直射日光も射すようになるので
虹ができるようになったという説明もできます。
おそらく、その時その類のことが起きたのではないでしょうか?
【今日の聖書】
更に神は言われた。
「あなたたちならびにあなたたちと共にいるすべての生き物と、
代々とこしえにわたしが立てる契約のしるしはこれである。
すなわち、わたしは雲の中にわたしの虹を置く。
これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる。
わたしが地の上に雲を湧き起こらせ、
雲の中に虹が現れると、わたしは、
わたしとあなたたちならびにすべての生き物、
すべて肉なるものとの間に立てた契約に心を留める。
水が洪水となって、
肉なるものをすべて滅ぼすことは決してない。
雲の中に虹が現れると、わたしはそれを見て、
神と地上のすべての生き物、
すべて肉なるものとの間に立てた永遠の契約に心を留める。」
創世記 9章12〜16節