サドカイ派の間違い
 イエスのおられた当時、ファリサイ派とサドカイ派の両派が存在していました。
 ファリサイ派は、「復活も天使も霊もある」と認識していましたが、
 サドカイ派は、「復活も天使も霊もない」と考えていたようです。
 この点については、ファリサイ派の方が正しく
 サドカイ派は、完全に間違っていました。
 サドカイ派の人々は、全くの間違いを「正しい」と信じていたのです。
 パウロは、元々ファリサイ派でしたので、
 キリストを信じる以前から、「復活も天使も霊もある」
 と、認識していたということになります。
 その点においては、パウロはサドカイ派でなく
 ファリサイ派の一員で良かったなと、思います。
 サドカイ派であったとしたら、相当な教理の修正が必要だったことでしょう。
 サドカイ派に限らず、完全に間違っている事であっても
 「それこそが、本当は正しいんだ」と信じてしまうことがあるということを、
 ここから教えられます。
 
【今日の聖書】
 サドカイ派は復活も天使も霊もないと言い、
 ファリサイ派はこのいずれをも認めているからである。
 使徒言行録 23章8節