飢え渇きで終わらなかった
主なる神は、驚くべき御業を成し遂げられる神です。
主に感謝せよ。主は慈しみ深く
人の子らに驚くべき御業を成し遂げられる。
詩編 107編8節
神は、ご自身のもとに来るものを飢えたままになさらないお方です。
モーセの時代、民は荒野で飢え渇きました。
しかしそこで神は、マナという食べ物を天から降らせてくださったのです。
主はあなたを苦しめ、飢えさせ、
あなたも先祖も味わったことのないマナを食べさせられた。
人はパンだけで生きるのではなく、人は主の口から出る
すべての言葉によって生きることをあなたに知らせるためであった。
申命記 8章3節
イスラエルの民は、一旦は荒野で飢えを経験したのですが、
その後、不思議な方法で神が与えて下さった、先祖も味わったことのない、
「マナ」という食べ物を食べるようにされたのです。
そしてそのことは、実は単に食糧を与えるということにとどまらず
「人はパンだけで生きるのではなく、人は主の口から出る
すべての言葉によって生きることを知らせるため」だったのです。
意味のない飢えの経験ではなく、更に重要な事を教えるための
貴重な苦しみの体験だったのです。
「なぜ信じているのに、飢えるのか?」の答えがそこにあったのです。
【今日の聖書】
主は渇いた魂を飽かせ
飢えた魂を良いもので満たしてくださった。
詩編 107編9節