民の犯した悪は大きかった
1.サムエルは民に王を求めた罪の大きさを知れと語った
サムエルは民に、「自分たちのために王を求めて
主の御前に犯した悪の大きかったことを知り、悟りなさい」
と語ります。
今は小麦の刈り入れの時期ではないか。
しかし、わたしが主に呼び求めると、主は雷と雨とを下される。
それを見てあなたたちは、自分たちのために王を求めて
主の御前に犯した悪の大きかったことを知り、悟りなさい。」
サムエル記上 12章17節
2.主は雷と雨によって罪深さを悟るようにされた
そしてサムエルが主に呼び求めると、主は雷と雨を下されたのです。
サムエルが主に呼び求めると、その日、主は雷と雨を下された。
民は皆、主とサムエルを非常に恐れた。
サムエル記上 12章18節
3.民は悔い改めてサムエルに命乞いをした
民は恐れおののき、サムエルに願います。
「主に祈り、我々が死なないようにしてください」と
自分たちの罪を、悔い改めて願ったのです。
民は皆、サムエルに願った。
「僕たちのために、あなたの神、主に祈り、我々が死なないようにしてください。
確かに、我々はあらゆる重い罪の上に、更に王を求めるという悪を加えました。」
サムエル記上 12章19節
神が下された雷と雨によって、民は
自分たちの犯してしまった罪の大きさに、はじめて気付くのです。
神の支配でなく、人間の王の支配を求めてしまったことは大きな罪だったのです。
むすび.神よりも王を求めたことがいけなかった
殺人や姦淫などは、一目で罪とわかります。
しかし王を求めるのが、なぜそれ程悪いことなのか
人々は、疑問に思ったことでしょう。
しかし王を求めることを、神を求める以上にしてしまっていた所に
その過ちがあったのです。神の支配ではなく、王の支配を優先する
そこに悪が潜んでいたのです。
私たちの願いは、いったい何でしょうか?
私たちは、いったい何を求めているでしょうか?
神ではなく神以上に神以外の何かを求めていたら、王を求めた民と同じです。
思いの中にそういうものがないか、吟味する必要があります。
もし気付いたなら、すぐに悔い改めて神をまず求め始めることです。
お金や地位や名誉を、神の代わりにしてはならないのです。
【今日の聖書】
民は皆、サムエルに願った。
「僕たちのために、あなたの神、主に祈り、
我々が死なないようにしてください。
確かに、我々はあらゆる重い罪の上に、
更に王を求めるという悪を加えました。」
サムエル記上 12章19節