境内に入って
ペンテコステの日の聖霊傾注の後、ペトロとヨハネは
神殿の美しい門という所に置かれていた、生まれながら足の不自由な男性に会います。
すると、生まれながら足の不自由な男が運ばれて来た。
神殿の境内に入る人に施しを乞うため、
毎日「美しい門」という神殿の門のそばに置いてもらっていたのである。
使徒言行録 3章2節
彼は、神殿の境内に入る人に施しを乞うことを日課にしていました。
彼は毎日、神殿まで来ていましたが、自分の足で歩いて境内に入ることはできず
境内の外で「美しい門」という神殿の門のそばで、施しを乞うていたのです。
門
@戸,扉.
A戸口,入口,門.
B開かれた門,機会
ところがこの人が、イエス・キリストの名前によっていやされます。
そして、右手を取って彼を立ち上がらせた。
すると、たちまち、その男は足やくるぶしがしっかりして、
躍り上がって立ち、歩きだした。
そして、歩き回ったり躍ったりして神を賛美し、
二人と一緒に境内に入って行った。
使徒言行録 3章7〜8節
そして今まで、自分の足で歩いて入ったことのなかった境内に
歩き回ったり躍ったりして神を賛美して、入っていくのです。
今まで神殿の境内の外で施しを乞うていたのが、歩いて境内に入れるようになったのです。
神殿の境内に into the "神殿の神域"
神に献げられた神聖な場所,宮,神殿
エルサレムの神殿については,その神域全体
またその一部(例えば宮の庭)に適用される.
彼の喜びは、どれ程だったことでしょう?
神殿の境内で自分も礼拝したい、神殿の外のこんな所に座って施しを乞うていないで
神殿の境内の中に入って自分も礼拝したい、と思っていたのではないでしょうか?
それが、癒されて自分の足で歩いて境内に入って礼拝できるようにされたのです。
喜んで境内に入った彼の姿は、人々に驚きをもたらします。
喜び踊って賛美するこの人は、人々の前に大きな証しとなっていったのです。
【今日の聖書】
そして、右手を取って彼を立ち上がらせた。
すると、たちまち、その男は足やくるぶしがしっかりして、
躍り上がって立ち、歩きだした。
そして、歩き回ったり躍ったりして神を賛美し、
二人と一緒に境内に入って行った。
民衆は皆、彼が歩き回り、神を賛美しているのを見た。
使徒言行録 3章7〜9節