今日のできごと


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2019/8/23(金)

 

異邦人のサレプタのやもめが選ばれていた

 預言者エリヤの時代に、三年六か月の間、雨が降らず、
 その地方一帯に、大飢饉が起こったとき、
 イスラエルには、多くのやもめがいました。

 けれどもエリヤは、その中のだれのもとにも遣わされないで、
 異邦人であった、シドン地方のサレプタのやもめのもとにだけ
 遣わされています。

 また主の言葉がエリヤに臨んだ。
 「立ってシドンのサレプタに行き、そこに住め。
  わたしは一人のやもめに命じて、
  そこであなたを養わせる。」
 列王紀上 17章8〜9節

 神は飢饉の時に、ご自分の預言者を養うために
 同族のイスラエル人ではなく、異邦人のやもめを選ばれたのです。
 しかも彼女は、明日の食事もないような極貧の状態でした。

 彼女は答えた。
 「あなたの神、主は生きておられます。
  わたしには焼いたパンなどありません。
  ただ壺の中に一握りの小麦粉と、
  瓶の中にわずかな油があるだけです。
  わたしは二本の薪を拾って帰り、
  わたしとわたしの息子の食べ物を作るところです。
  わたしたちは、それを食べてしまえば、
  あとは死ぬのを待つばかりです。」
 列王紀上 17章12節

 そんな女性を、神はエリヤを養うために選ばれていたのです。
 普通に考えれば、絶対無理と思います。
 女性と息子だけでなく、エリヤも餓死してしまうように思えます。

 しかし神は、その女性を選んでおられたのです。
 3人とも餓死することなく、ちゃんと飢饉を乗り越えているのです。
 そればかりか、彼女には真の神に対する信仰が育まれているのです。

 女はエリヤに言った。
 「今わたしは分かりました。
  あなたはまことに神の人です。
  あなたの口にある主の言葉は真実です。」
 列王紀上 17章24節

 ただ単にエリヤを養うためだけでなく、このやもめを信仰に導くために、
 神は、あえてエリヤを、このやもめの元に導き、養わせるようにされたのです。
 神の選びには、明確な目的があったのです。

 ただ漫然と、適当に選んでおられたわけではなかったのです。

 【今日の聖書】
 確かに言っておく。
 エリヤの時代に三年六か月の間、雨が降らず、
 その地方一帯に大飢饉が起こったとき、
 イスラエルには多くのやもめがいたが、
 エリヤはその中のだれのもとにも遣わされないで、
 シドン地方のサレプタのやもめのもとにだけ遣わされた。
 ルカによる福音書 4章25〜26節



 今日は、大雨が降ったりやんだりでほぼ雨の一日でした。
 大雨注意報、雷注意報が出ていました。

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