今日のできごと


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2019/8/18(日)

 

神は臆病なギデオンを勇士とされた

 神の選びは、私達人間の考えとは大きく異なっています。
 普通大軍に攻められた時、司令官として働く人物を選ぶとしたら
 勇敢で臆病でなく、何ものをも恐れず、力強い人物を選ぶでしょう。

 しかし、神はギデオンを選ばれたのです。

 主の御使いは彼に現れて言った。
 「勇者よ、主はあなたと共におられます。」
 士師記 6章12節

 神はギデオンに対して、「勇者よ」と呼びかけておられます。
 そして彼に対して、「あなたはイスラエルを、
 ミディアン人の手から救い出すことができる。」と語られているのです。

 主は彼の方を向いて言われた。
 「あなたのその力をもって行くがよい。
  あなたはイスラエルを、
  ミディアン人の手から救い出すことができる。
  わたしがあなたを遣わすのではないか。」
 士師記 6章14節

 勇者と呼ばれたギデオンは、どう答えているでしょうか?

 彼は言った。
 「わたしの主よ、お願いします。
  しかし、どうすればイスラエルを救うことができましょう。
  わたしの一族はマナセの中でも最も貧弱なものです。
  それにわたしは家族の中でいちばん年下の者です。」
 士師記 6章15節

 「わたしの一族はマナセの中でも最も貧弱なものです」
 「わたしは家族の中でいちばん年下の者です」
 すなわち、「私は最も弱い人物です」と答えているのです。

 ギデオンは彼に言った。
 「わたしの主よ、お願いします。
  主なる神がわたしたちと共においでになるのでしたら、
  なぜこのようなことがわたしたちにふりかかったのですか。
  先祖が、『主は、我々をエジプトから導き上られたではないか』
  と言って語り伝えた、
  驚くべき御業はすべてどうなってしまったのですか。
  今、主はわたしたちを見放し、
  ミディアン人の手に渡してしまわれました。」
 士師記 6章13節

 さらにギデオンは、「主はわたしたちを見放された」
 「主なる神がわたしたちと共にいるのなら、こんな目に会うはずがない。」
 すなわち、「主は共にいて下さらない」と語るのです。

 神が選ばれたのは、このギデオンなのです。
 弱くて臆病で、主は共におられないと思い込んでいた
 その人を、神は勇者に仕立て上げて、大きく用いられたのです。

 【今日の聖書】
 主の御使いは彼に現れて言った。
 「勇者よ、主はあなたと共におられます。」
 士師記 6章12節


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