今日のできごと


 前日  翌日  今月  去年の今頃  トップへ  更新
2019/8/17(土)

 

国は限りなく神のもの

 主の祈りの最後は、
 「国と力と栄とは限りなく汝のものなればなり」で終わっています。
 汝とは、天地万物をお造りになられた神のことです。

 王が国を治めている場合、その国は王の所有物のように感じられます。
 しかしたとえ王であろうと、「この国は私のものだ」とは言えないのです。
 世界中のすべての国は、神のものだからです。

 国とは、いったい何でしょうか?
 国民の集合体です。
 もし国が神のものであるとすれば、その国の国民も当然神のものです。

 世界中の国が神のものであるなら、世界中の国の国民も神のものであるはずです。
 世界中のすべての国は、ひとつ残らず神のものです。
 ですから今この地上で生きている私たちも、ひとり残らず神のものなのです。

 神に造られていない人は、一人もいません。
 神に生かされていない人も、一人もいません。
 そして、神に愛されていない人も一人もいないのです。

 世界中のすべての人が、神に愛されている実に尊い貴重な一人なのです。
 神はひとりひとりを、実にご自身の宝物のように見ておられるのです。
 そして愛して働かれているのです。ひとりひとりは神のものなのです。宝物です。

 もし私たちが神の宝物であるのであれば、そのように行動する必要があります。
 宝物を、どろどろに汚してはならないのです。
 汚い罪の中に、自分を置いたままにしていてはならないのです。

 昔は、ユダヤ人だけに対して、神は宝の民と語っておられましたが
 今や、イエス・キリストによって、世界中の人が神に愛されていることが
 示され、教えられたのです。「ユダヤ人だけ特別」ということでは、なくなったのです。

 ユダヤ人とギリシア人の区別はなく、
 すべての人に同じ主がおられ、
 御自分を呼び求めるすべての人を豊かにお恵みになるからです。
 ローマの信徒への手紙 10章12節

 実に世界中のすべての人が、宝の民なのです。
 宝であるなら、ゴミ箱に入っていてはなりません。
 ゴミ箱を出て、清められて宝石箱に入らなければならないのです。

 罪の奴隷状態から脱出して、神のもとに立ち返るのです。
 そここそが、本来いるべきところだからです。
 神の宝物は、神のもとにこそいるべきなのです。

 【今日の聖書】
 あなたは、あなたの神、主の聖なる民である。
 あなたの神、主は地の面にいるすべての民の中からあなたを選び、
 御自分の宝の民とされた。
 申命記 7章6節


 前日  翌日  今月  去年の今頃  トップへ  更新