今日のできごと


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2019/7/24(水)

 

思い上がって堕落したウジヤ王

 ウジヤ王は、各種の新たに考案された武器を数多くつくり
 武力の面でも力強く、非常に勢力ある王でした。
 彼が、神の驚くべき助けを得ていたからです。

 彼はまたエルサレムで技術者により考案された装置を造り、
 塔や城壁の角の上に置いて、矢や大きな石を放てるようにした。
 ウジヤは、神の驚くべき助けを得て勢力ある者となり、
 その名声は遠くにまで及んだ。
 歴代志下 26章15節

 その名声が遠くにまで及んだウジヤ王でしたが、
 しかし彼は、大きな罪を犯してしまいます。

 ところが、彼は勢力を増すとともに思い上がって堕落し、自分の神、主に背いた。
 彼は主の神殿に入り、香の祭壇の上で香をたこうとした。
 歴代志下 26章16節

 主の神殿に入って、祭司以外は誰もたいてはいけなかった香を
 自分自身で、香の祭壇の上でたこうとしてしまったのです。
 それを祭司アザルヤは、止めに入ります。

 祭司アザルヤは主の勇敢な祭司八十人と共に後から入り、
 ウジヤ王の前に立ちはだかって言った。

 「ウジヤよ、あなたは主に香をたくことができない。
  香をたくのは聖別されたアロンの子孫、祭司である。
  この聖所から出て行きなさい。
  あなたは主に背いたのだ。
  主なる神からそのような栄誉を受ける資格はあなたにはない。」

 歴代志下 26章17〜18節

 祭司アザルヤは、はっきりとウジヤ王に語ります。
 「香をたくのは聖別されたアロンの子孫、祭司である。」
 アザルヤは、王をも恐れずに語るのです。

 ウジヤは怒りますが、その瞬間重い皮膚病がその額に現れるのです。

 香をたこうとして香炉を手にしていたウジヤは怒り始めたが、
 祭司たちに怒りをぶつけている間に重い皮膚病がその額に現れた。
 それは主の神殿の中にいた祭司たちの目の前、香の祭壇の前の出来事だった。
 歴代志下 26章19節

 神の裁きが起こるのです。
 誰の目から見ても明らかな、神の裁きが始まったのです。

 祭司長アザルヤと祭司たちは皆彼の方を向いて、
 その額に重い皮膚病ができているのを認め、直ちに去らせた。
 彼自身も急いで出て行った。
 主が彼を打たれたからである。
 歴代志下 26章20節

 神が、高ぶったウジヤ王を、打たれたのです。
 人が王に対して罰を下す必要はありませんでした。神がなしてくださったのです。
 その結果、ウジヤ王は死ぬ日まで病に苦しむことになりました。

 ウジヤ王は死ぬ日までその重い皮膚病に悩まされ、
 重い皮膚病のために隔離された家に住んだ。
 主の神殿に近づくことを禁じられたからである。
 その子ヨタムが王宮を取りしきり、国の民を治めた。
 歴代志下 26章21節

 たとえ王と言えども、神に仕える祭司の仕事は
 することができなかったのです。
 高ぶりが、彼を病いに陥れる結果になってしまったのです。

 私たちもうまくいっている時、順調な時ほど気を付ける必要があります。
 自分の力で何でもうまくいっているなどと、少しも考えてはならないのです。
 すべては神の助けであり、神の導きだからです。

 少しでも高ぶろうものなら、神はその高ぶりを憎まれますから
 それを悔い改めさせるために、何らかの形で臨まれるでしょう。
 そうなる前に、高ぶらないようにへりくだっていたいと願います。

 【今日の聖書】
 主の前にへりくだりなさい。
 そうすれば、主があなたがたを高めてくださいます。
 ヤコブの手紙 4章10節


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