今日のできごと


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2019/6/8(土)

 


1.イスラエルの民は王を求めた

 サムエルの時代、イスラエルの人々は神の支配ではなく
 人間の王による支配を、求めます。
 それは、神を知らず信じないほかのすべての国々に倣うものでした。

 イスラエルの長老は全員集まり、ラマのサムエルのもとに来て、彼に申し入れた。
 「あなたは既に年を取られ、息子たちはあなたの道を歩んでいません。
 今こそ、ほかのすべての国々のように、我々のために裁きを行う王を立ててください。」
 サムエル記上 8章4〜5節

 これに対して、サムエルは主に祈っています。

 裁きを行う王を与えよとの彼らの言い分は、
 サムエルの目には悪と映った。
 そこでサムエルは主に祈った。
 サムエル記上 8章6節

2.王を求めることは神の支配を拒むことに他ならなかった

 主は、サムエルに答られます。

 主はサムエルに言われた。
 「民があなたに言うままに、彼らの声に従うがよい。
  彼らが退けたのはあなたではない。
  彼らの上にわたしが王として君臨することを退けているのだ。
 サムエル記上 8章7節

 イスラエルの人々は、神が王として君臨することを退けているのだと
 王を求めている人々の真意を、明らかにされました。
 そしてそのことが、神の目の前に罪であることを雷を通して教えられたのです。

3.主は雷鳴をもって民の罪を示された


 サムエルが主に呼び求めると、その日、主は雷と雨を下された。
 民は皆、主とサムエルを非常に恐れた。
 サムエル記上 12章18節

 イスラエルの民は罪を示され、恐れて悔い改めます。

 民は皆、サムエルに願った。
 「僕たちのために、あなたの神、主に祈り、我々が死なないようにしてください。
  確かに、我々はあらゆる重い罪の上に、更に王を求めるという悪を加えました。」
 サムエル記上 12章19節

むすび.神は雷鳴を用いられた

 このように神は、雷をもって人々に罪を示されたのです。
 稲光と雷鳴を聞くとき、私たちは神を畏れるべきことを教えられます。
 神はすべてをご存知で、すべてを見ておられ、正しく裁いて下さるお方なのです。

 【今日の聖書】
 主は天から雷鳴をとどろかせ
 いと高き神は御声をあげられる。
 サムエル記下 22章14節


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