牧会者リフレッシュカンファレンス1日目
ナアマン将軍は、大きな勘違いをしていました。
ナアマンは「預言者エリシャ本人が出迎えて、彼の前に立ち、
彼の神、主の名を呼び、患部の上で手を動かしていやすものとばかり思っていました。
しかし、エリシャは顔も見せないのです。使いのものをやるだけです。
そしてただ言葉を伝えるのです。
エリシャは使いの者をやってこう言わせた。
「ヨルダン川に行って七度身を洗いなさい。
そうすれば、あなたの体は元に戻り、清くなります。」
列王記下 5章10節
エリシャが手を動かすのではなく、ナアマンが体を移動させて
ヨルダン川に行き、七度身を洗うというのです。
エリシャではなく、自分が行動するのです。正反対でした。
ナアマンは怒ってそこを去り、こう言った。
「彼が自ら出て来て、わたしの前に立ち、彼の神、主の名を呼び、
患部の上で手を動かし、皮膚病をいやしてくれるものと思っていた。
列王記下 5章11節
ナアマンは、怒ります。
自分の考えと違ったからです。
しかし、家来たちに諭されて最後にはエリシャの言ったとおりにするのです。
どうなったでしょうか?
ナアマンは神の人の言葉どおりに下って行って、
ヨルダンに七度身を浸した。
彼の体は元に戻り、小さい子供の体のようになり、清くなった。
列王記下 5章14節
完全に良くなるのです。完治したのです。
神のなそうとされていたことは、ナアマンの考えていたこととは違っていました。
最終的に癒されることは同じでしたが、その過程が違っていたのです。
私たちも、一旦自分の考えを脇に置く必要があります。
そうしなければ、神の御心がわからないからです。
ナアマンは、一旦自分の考えを脇に置いたので神の御心に従うことができたのです。
神の御心は、しばしば私たちの考えることとは違っているのです。
【今日の聖書】
しかし、彼の家来たちが近づいて来ていさめた。
「わが父よ、あの預言者が大変なことをあなたに命じたとしても、
あなたはそのとおりなさったにちがいありません。
あの預言者は、『身を洗え、そうすれば清くなる』と
言っただけではありませんか。」
列王記下 5章13節