罪の奴隷状態からの解放
1.罪を犯す者はだれでも罪の奴隷
イエスは、「罪を犯す者はだれでも罪の奴隷である」と言われました。
イエスはお答えになった。
「はっきり言っておく。
罪を犯す者はだれでも罪の奴隷である。
ヨハネによる福音書 8章34節
奴隷は、主人の言うことに絶対服従です。
罪の奴隷とは、まさにそのようなものです。
罪に絶対服従するかのごとく、罪を犯すことから抜け出せないのです。
2.罪の奴隷状態からの解放
けれども、解決があります。
イエス・キリストが私たちを解放してくださったのです。
それは、死をつかさどる者、
つまり悪魔を御自分の死によって滅ぼし、
死の恐怖のために一生涯、
奴隷の状態にあった者たちを解放なさるためでした。
ヘブライ人への手紙 2章14節(後半)〜15節
イエス・キリストは、十字架の死によって
私たちを罪の支配下に閉じ込めている悪魔を、滅ぼされたのです。
その結果、私たちは解放されもはや罪の奴隷にならなくなったのです。
わたしたちの古い自分がキリストと共に十字架につけられたのは、
罪に支配された体が滅ぼされ、
もはや罪の奴隷にならないためであると知っています。
ローマの信徒への手紙 6章6節
かつて、どんなに罪の奴隷状態であったとしても、
イエス・キリストによって、わたしたちは罪の奴隷状態から完全に解放されるのです。
罪から解放され、義に仕えるようになれるのです。
しかし、神に感謝します。
あなたがたは、かつては罪の奴隷でしたが、
今は伝えられた教えの規範を受け入れ、
それに心から従うようになり、
罪から解放され、義に仕えるようになりました。
ローマの信徒への手紙 6章17〜18節
イエス・キリストの十字架の血潮によって、罪が赦されると
今度は罪から解放され、義に仕えるようになるのです。
もはや罪の奴隷では、ありません。
3.罪の奴隷は死に至り神の奴隷は義と命に至る
罪に仕える奴隷のままでは、死に至ります。しかも永遠の死です。
恐ろしい、終わりのない苦しみの連続という滅びが待ち受けています。
しかし、神に従順に仕え神の奴隷となるならば、その最後は義と命に至るのです。
知らないのですか。あなたがたは、だれかに奴隷として従えば、
その従っている人の奴隷となる。
つまり、あなたがたは罪に仕える奴隷となって死に至るか、
神に従順に仕える奴隷となって義に至るか、
どちらかなのです。
ローマの信徒への手紙 6章16節
むすび.キリストは罪の奴隷状態から解放して下さった
このように、イエス・キリストは、私たちを
罪の奴隷状態から、解放して下さったのですから
二度と奴隷のくびきにつながれてはならないのです。
この自由を得させるために、
キリストはわたしたちを自由の身にしてくださったのです。
だから、しっかりしなさい。
奴隷の軛に二度とつながれてはなりません。
ガラテヤの信徒への手紙 5章1節
律法を行わなければ救われないという状態は、
罪の奴隷状態からの解放には、至りません。罪の奴隷状態のままなのです。
罪人がいかに良いことをしようとしても、自身の力では不可能だからです。
イエス・キリストは、わたしたちを罪の奴隷状態から
自由の身にしてくださるために、十字架にかかって死んで下さったのです。
イエス・キリストを信じることによってのみ、罪の奴隷からの完全な解放があるのです。
そして、罪から解放されて神の奴隷となると
聖なる生活の実を、結ぶようになるのです。
その行き着くところは、永遠の命なのです。
【今日の聖書】
あなたがたは、今は罪から解放されて神の奴隷となり、
聖なる生活の実を結んでいます。
行き着くところは、永遠の命です。
ローマの信徒への手紙 6章22節