ファリサイ派だったパウロが大きく用いられた
パウロは元々、ファリサイ派でした。
ファリサイ派の人々について、イエスはこう言われています。
「あなたたち偽善者は不幸だ。白く塗った墓に似ているからだ。」
律法学者たちとファリサイ派の人々、
あなたたち偽善者は不幸だ。
白く塗った墓に似ているからだ。
外側は美しく見えるが、
内側は死者の骨やあらゆる汚れで満ちている。
このようにあなたたちも、
外側は人に正しいように見えながら、
内側は偽善と不法で満ちている。
マタイによる福音書 23章27〜28節
何とも厳しい言葉です。ここまで言われるのであれば、
もはやファリサイ派の人々は、滅びこそすれ
絶対に救われないのではないかと、思えてしまうような言葉です。
そのファリサイ派だったのが、パウロです。
イエスは、ファリサイ派の人々は「もうだめだ、滅びるしかない」と、
見ておられたわけではなかったことが、わかります。
自分自身の罪深さに気づいてほしい、そして罪を赦す救い主
イエスを信じてほしいと、願っておられたからこそ、
敢えて厳しい言葉を、直接語られたのです。
パウロは見事に悔い改め、イエスを信じて180度向きが変わりました。
そしてイエスを伝えるために、異邦人伝道に出ていき
多くの実を結んでいったのです。
ファリサイ派に対して、厳しい指摘をされたイエスは
ファリサイ派の人々をも見捨てずに、愛しておられたのです。
イエスの愛から漏れていた人など、一人もいなかったのです。
【今日の聖書】
神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。
独り子を信じる者が一人も滅びないで、
永遠の命を得るためである。
ヨハネによる福音書 3章16節