共にいる喜び
なぜ卒業式はかくも悲しく、卒業式で涙がこぼれるのでしょうか?
それは、もう二度と同じ教室で同じ先生と同じ級友と一緒に
集まることが、できなくなるからです。
今日まで当たり前に登校し、教室に入り、自分の席に座り
いつものメンバーで、当たり前に授業を受けていたのが
明日からは、そこに同じ学校はあっても、自分のクラスはなく
もう二度と同じメンバーで、集まることもなければ
活動することもなく、今までの学校生活のすべてが
卒業式で、終わってしまうからなのです。
卒業式を迎えてはじめて、一緒に集っていたことの素晴らしさを
思い起すことになるのです。
一緒にいるということは、かくも素晴らしいことだったのか!と
別れ別れになってから、はじめて気が付くのです。
共にいること、それは本当は素晴らしいことなのです。
一緒にいる時は、それに気づいていないだけなのです。
イエス・キリストは、いつもともにいてくださり、
信じる人から、決して離れることはありません。
共にいて下さる幸いを、かみしめながら信仰生活を送りたいものです。
【今日の聖書】
イエスはこう答えて言われた。
「わたしを愛する人は、わたしの言葉を守る。
わたしの父はその人を愛され、
父とわたしとはその人のところに行き、一緒に住む。
ヨハネによる福音書 14章23節