キリストの十字架の血による罪の赦し
元々、宍道湖沿いの末次公園のあたりから、市役所、松江しんじ湖温泉駅、
松江しんじ湖温泉のホテルが立ち並んでいるあたりは、宍道湖だったそうです。
宍道湖を埋め立てて、その埋め立て地に1962年「旅館団地」が建てられました。
当初は、
天倫寺温泉から引き湯していたそうですが、
1971年に温泉のボーリングに成功して、そこから温泉を取れるようになり
さらに1995年に新たに源泉が掘り当てられ、湯量が増えたそうです。
その宍道湖が、その昔毛利と尼子の戦いで血に染まったと、ある方から伺いました。
今の荒隈城跡にあった城を、漁師の助けを借りて、
宍道湖側から漁師の舟で攻め込み、攻めて攻撃し戦ったと言います。
城の陸地側の守りはしっかりしていたようですが、湖側は手薄だったようです。
その時の戦いで、今の天倫寺の墓の中央の道を南に伸ばしたあたりの
宍道湖の地蔵が立っている近辺は、湖面が血に染まって
真っ赤になったと言うことでした。
今は穏やかで平和な宍道湖も、
恐ろしい歴史をもっていることが、わかりました。
聖書の中でも創世記のアダムの時代から、イエス・キリストの時代まで
多くの血が流されています。
アダムの時代から続く歴史は、決して平和で穏やかな歴史ではありません。
1.カインはアベルを殺し彼の血を流した
逆に、人の血が流され続けるグロテスクな時代の連続です。
最初の人アダムは、息子カインとその弟アベルを得ますが、
カインはアベルを殺してしまいます。
カインが弟アベルに言葉をかけ、二人が野原に着いたとき、
カインは弟アベルを襲って殺した。
創世記 4章8節
カインは弟アベルを殺してしまい、ここでアベルの血が流されるのです。
最初の人アダムの家庭で、その子ども同士の間で殺人が起きるのです。
主は言われた。
「何ということをしたのか。
お前の弟の血が土の中からわたしに向かって叫んでいる。
今、お前は呪われる者となった。
お前が流した弟の血を、口を開けて飲み込んだ土よりもなお、呪われる。
土を耕しても、土はもはやお前のために作物を産み出すことはない。
お前は地上をさまよい、さすらう者となる。」
創世記 4章10〜12節
アベルの血を流してしまったカインは、呪われるものとなってしまうのです。
2.バラキアの子ゼカルヤの血に至るまで多くの正しい人々の血が流された
神に仕えた人々も、大勢血を流されて殺されていたことが、
イエス・キリストの語られた言葉で、わかります。
こうして、正しい人アベルの血から、
あなたたちが聖所と祭壇の間で殺したバラキアの子ゼカルヤの血に至るまで、
地上に流された正しい人の血はすべて、あなたたちにふりかかってくる。
マタイによる福音書 23章35節
歴史の中で、とにかく多くの人の血が、流されているのです。
この世界の歴史は、まさに争いと戦いと殺戮の歴史なのです。
血を流し合う、悲惨な出来事の連続だったのです。
3.キリストの流された十字架の血潮は罪の支配する歴史にピリオドを打った
このような、多くの人の血を流してきた罪人たちの歴史に
最も貴重な血が流されて、罪が支配する歴史にピリオドを打ちます。
それが、イエス・キリストの流された十字架の血潮なのです。
十字架の血潮によって、信じる人の罪は赦され
もはや人の血を流すような、罪に支配されて生きる人生とは訣別して、
罪を悔い改め、罪から離れて生きる人生を送れるようになったのです。
イエス・キリストの十字架の血潮こそが、私たちに罪からの救いをもたらす
世界でただ一つの、唯一の尊い血潮なのです。
そのキリストの血潮によって、義の支配がもたらされたのです。
むすび.十字架の血潮が流されたのは私の罪のためだったと信じる
その十字架の血潮こそ、私の罪を赦すためのものだったと信じるなら
誰でも信じたその時から、罪は赦され罪から解放されて生きることが
できるようになるのです。
【今日の聖書】
それで今や、
わたしたちはキリストの血によって義とされたのですから、
キリストによって神の怒りから救われるのは、
なおさらのことです。
ローマの信徒への手紙 5章9節